「クイズで上達!洋書の英語」シリーズの第22回は、これまでに紹介した「洋書に出てくる英語表現」の0106から0110を復習します。
ただ記事を読んで納得して終わるのではなく、使える英語としてモノにするために是非クイズ問題を活用してください。
それでは始めましょう!
選択問題
洋書に出てくる英語表現0106~0110
全10問
穴うめ英作文
洋書に出てくる英語表現0106~0110
全10問
フレーズの復習
クイズお疲れさまでした!
それではクイズ問題で取り扱った5つの表現を順に復習します。
洋書に出てくる英語表現0106:cut from the same cloth
cut from the same cloth
- 由来:スーツの仕立て屋がスーツを作る際に、ジャケットとズボンを全く同じ「bolt of cloth(一反の布)」から作っていたことに由来。同じ「bolt of cloth」から作ったジャケットとズボンはよく似ていることから。
- 意味:非常によく似ている、うりふたつ、同類、似た者同士
- 出現頻度:A[中頻度:高めの頻度で洋書に出てくる準必須の英語表現]
- 例文:
I clicked with John right away when we first met. We were cut from the same cloth.
私は、ジョンと初めて会った時にすぐに意気投合しました。私たちは似た者同士だったんです。
John is cut from the same cloth as Tom. They are joined at the hip.
ジョンとトムは似た者同士で、まるで一心同体です。
詳しくは以下の記事をご参照下さい。
洋書に出てくる英語表現0106:cut from the same cloth【おすすめ英語フレーズ編89】
「洋書に出てくる英語表現」の第106回は、フレーズ編の第89回として「cut from the same cloth」を取りあげます。Cut from the same clothの意味と由来直訳する...
例文内で使用した「click」と「joined at the hip」については以下の記事で詳しく解説していますので、是非あわせてお読み下さい。
洋書に出てくる英語表現0055:「click(クリック)」には「●●●」という意味がある【第2・第3の意味編5】
「洋書に出てくる英語表現」の第55回は「第2・第3の意味編」の第6回として「click」を取り挙げます。「click(クリック)」と言えば、「click the Order button(「注文」のボ...
洋書に出てくる英語表現0019:joined at the hip【おすすめ英語フレーズ編14】
「洋書に出てくる英語表現」の第19回は、フレーズ編の第14回として「joined at the hip」を取り上げます。日本人的な感覚からすると、この表現はその由来から考えて若干差別的な感じがするので...
洋書に出てくる英語表現0107:cut from a different cloth
cut from a different cloth
- 由来:スーツの仕立て屋がスーツを作る際に、ジャケットとズボンをそれぞれ別の「bolt of cloth(一反の布)」から作る様子に由来。そのようにして作られたジャケットとズボンはまったく異なる別物であることから。
- 意味:(人間のタイプや考え方などが)全く異なる、水と油、系統が異なる、別世界に住んでいるような
- 出現頻度:B[低頻度:洋書内での出現頻度はそれほど高くはないがネイティブなら知っている英語表現]
- 例文:
John and Mary got divorced in just one month. I thought it was in the cards, because they were cut from different cloth.
ジョンとメアリーはわずか1ヵ月で離婚したよ。僕はそうなると思ってたよ。彼らは全く異なるタイプの人間だったからね。
I broke up with my girlfriend yesterday. She was cut from a different cloth than me.
昨日彼女と別れました。彼女は、僕とは異なる種類の人間だったんです。
詳しくは以下の記事をご参照下さい。
洋書に出てくる英語表現0107:cut from a different cloth【おすすめ英語フレーズ編90】
「洋書に出てくる英語表現」の第107回は、フレーズ編の第90回として「cut from a different cloth」を取りあげます。Cut from a different clothの意味と...
例文内で使用しているin the cardsについては以下の記事で詳しく解説しています。
洋書に出てくる英語表現0069:in the cards【おすすめ英語フレーズ編52】
「洋書に出てくる英語表現」の第69回は、フレーズ編の第52回として「in the cards」を取り挙げます。In the cardsの意味と由来直訳すると、「カードの中に」となります。ここでいう「カ...
洋書に出てくる英語表現0108:stick one’s neck out
stick one’s neck out
- 由来:ボクシングの試合でガードを下げて「首を突き出す(stick one’s neck out)」ことは、相手のパンチを受けやすい危険な状態にあえて自らの身をさらすことを意味することから。
- 意味:あえて危険を冒す、危ない橋を渡る、危険を顧みずに行動する、自らの身を危険にさらす
- 出現頻度:AA[高頻度: 高い頻度で洋書に出てくる必須の英語表現]
- 例文:
I stuck my neck out and started my own business at age 40.
私は40歳の時に危険を冒して自分のビジネスを始めました。
I know I’m sticking my neck out, but someone must do it after all.
危険を冒していることは分かっています。でも結局は誰かがやらないといけないんです。
He only cares about himself. He will never stick his neck out for anyone else.
彼が気にかけているのは自分のことだけです。彼が誰か他の人のために自らの身を危険にさらすことなどありえません。
Why should I stick my neck out for you? What have you done for me so far?
なぜ私があなたのために危ない橋を渡らないといけないんですか?あなたはこれまで私のために何をしてくれたのですか?
詳しくは以下の記事をご参照下さい。
洋書に出てくる英語表現0108:stick one’s neck out【おすすめ英語フレーズ編91】
「洋書に出てくる英語表現」の第108回は、フレーズ編の第91回として「stick one's neck out」を取りあげます。Stick one's neck outの意味と由来直訳すると、「首を突...
洋書に出てくる英語表現0109:one-two punch
one-two punch
- 由来:ボクシングの試合で連続して素早く繰り出した左右の「ワンツーパンチ」が効果的にヒットする様子から。
- 意味:連続して生じたダメージや効果の大きい2つの出来事、不運が重なること、ダブルパンチ
- 出現頻度:B[低頻度:洋書内での出現頻度はそれほど高くはないがネイティブなら知っている英語表現]
- 例文:
I lost both my job and place to live last year. It was really a one-two punch.
私は昨年、仕事と住む場所の両方を失いました。まさにダブルパンチでした。
The novel coronavirus pandemic gave me a one-two punch. Due to the impact of the pandemic, I got fired from my job. To make matters worse, our engagement was called off.
新型コロナウイルスの大流行は私にはダブルパンチでした。その大流行の影響で私は仕事をクビになり、さらに悪いことに婚約も破談になりました。
詳しくは以下の記事をご参照下さい。
洋書に出てくる英語表現0109:one-two punch【おすすめ英語フレーズ編92】
「洋書に出てくる英語表現」の第109回は、フレーズ編の第92回として「one-two punch」を取りあげます。One-two punchの意味と由来直訳すると、「ワンツーパンチ」となります。この表...
洋書に出てくる英語表現0110:water under the bridge
water under the bridge
- 意味と由来:「時の流れ」を「橋の下を流れる水」に例えた表現で、「water under the bridge」は「橋の下を(たくさんの)水が流れた」、つまり「たくさんの時が流れた」を意味します。ある出来事や出会いなどから「たくさんの時が流れた」ことから、転じて「もう終わったことだ」、「過去のことだ」、「あれからいろんな事が起きた」、「強い絆や情が芽生えた」など、さまざまなニュアンスで使用されます。
- 出現頻度:A[中頻度:高めの頻度で洋書に出てくる準必須の英語表現]
- 例文:
He surely made a lot of mistakes, but that’s water under the bridge now. The present matters more than the past.
たしかに彼はたくさんの間違いを犯しましたが、もう終わったことです。大事なのは過去よりも現在です。
When are you going to stop dwelling on the past? Water under the bridge. Forget about it.
いつまで過去を引きずるつもり? 終わったことでしょ。忘れてしまいなさい。
In fact, I said so, but there’s been a lot of water under the bridge since then and things have changed.
たしかに私はそう言いました。でも、あれから多くの月日が流れて、事情が変わってしまったんです。
In fact, I said so, but a lot of water has run under the bridge since then and things have changed.
たしかに私はそう言いました。でも、あれから多くの月日が流れて、事情が変わってしまったんです。
He surely made a lot of mistakes, but that’s water over the dam now. The present matters more than the past.
たしかに彼はたくさんの間違いを犯しましたが、もう終わったことです。大事なのは過去よりも現在です。
詳しくは以下の記事をご参照下さい。
洋書に出てくる英語表現0110:water under the bridge【おすすめ英語フレーズ編93】
「洋書に出てくる英語表現」の第110回は、フレーズ編の第93回として「water under the bridge」を取りあげます。Water under the bridgeの意味と由来直訳すると「...
いかがだったでしょうか?
是非、クイズ問題に繰り返し挑戦して、英語表現をモノにしてください。
今回は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。