洋書に出てくる英語表現0178:curiosity killed the cat【おすすめ英語フレーズ編158】

「洋書に出てくる英語表現0178:curiosity killed the cat【おすすめ英語フレーズ編158】」のアイキャッチ画像

「洋書に出てくる英語表現」の第178回は、英語学習や英会話に役立つ【おすすめ英語フレーズ編】の第158回として「curiosity killed the cat」を取りあげます。

目次
  1. Curiosity killed the catの意味と由来
  2. Curiosity killed the catの英語による定義
  3. 洋書におけるcuriosity killed the catの出現頻度
  4. Curiosity killed the catの年代分布
  5. Curiosity killed the catの出現パターン
  6. 洋書内の実例
    1. 実例1(パターン1):BY GEORGE: THE AUTOBIOGRAPHY OF GEORGE FOREMAN (1995)(邦題『敗れざる者:ジョージ・フォアマン自伝』、ジョージ・フォアマン = 著)より
    2. 実例2(パターン1):Postern of Fate (1973)(邦題『運命の裏木戸』、アガサ・クリスティー = 著)より
    3. 実例3(パターン1):Kingsman: The Golden Circle – The Official Movie Novelization (2017)(邦題『キングスマン ゴールデン・サークル』、ティム・ワゴナー = 著)より
    4. 実例4(パターン1):Crucible (2019)(邦題『AIの魔女(上・下)』、ジェームズ・ロリンズ = 著)より
    5. 実例5(パターン2):Rich Dad’s Rich Kid, Smart Kid : Giving Your Child a Financial Head Start (2001)(邦題『金持ち父さんの子供はみんな天才 – 親だからできるお金の教育』、ロバート・キヨサキ + シャロン・レクター = 著)より
    6. 実例6(パターン2):Smoking Ears and Screaming Teeth (2010)(邦題『世にも奇妙な人体実験の歴史』、トレヴァー・ノートン = 著)より
    7. 実例7(パターン2):Summit (2016)(邦題『汝、鉤十字を背負いて頂を奪え(上・下)』、ハリー・ファージング = 著)より
  7. Curiosity killed the catのまとめ

Curiosity killed the catの意味と由来

直訳すると、「好奇心が猫を殺した」となります。

「A cat has nine lives」ということわざがあるように、猫には9つの命があって、ちょっとやそっとのことでは死なないと考えられていますが、その一方で猫は非常に好奇心旺盛な動物であることから、その好奇心が原因で命を落とすことがあるとも考えられてきました。

そのように簡単に死なない猫でさえも旺盛な好奇心が原因で命を落とすことがあるとの発想から、「Curiosity killed the cat」はイギリスにおいて「好奇心も度が過ぎれば身を滅ぼす」を意味することわざとして広く使用されるようになりました。

日本語では、「好奇心は身の毒」や「好奇心は身をも滅ぼす」、「好奇心もほどほどに」などと訳されます。

また、「Curiosity killed the cat」の元となった古いことわざに「Care killed the cat(心配は身を滅ぼす)」というのがあり、こちらは簡単に死なない猫でさえも心配が原因で命を落とすことがあるとの発想から「心配は身の毒」を意味します。

この2つのことわざは、いずれも「Curiosity (Care)」、「Killed」、「Cat」の3つの単語がすべて[k]の発音で始まっていて頭韻を踏んでいるのが特徴です。

Curiosity killed the catの英語による定義

being too inquisitive about other people’s affairs can get you into deep trouble

洋書におけるcuriosity killed the catの出現頻度

B[低頻度:洋書内での出現頻度はそれほど高くはないがネイティブなら知っている英語表現]

(AAA[超高頻度]、AA[高頻度]、A[中頻度]、B[低頻度]、C[まれ]の5段階で評価)

Curiosity killed the catの年代分布

1972年 – 2019年*
(*当ブログで調査した1813年以降の洋書約1000冊のなかで、当該英語表現の使用が確認された洋書の発行年の範囲)

当ブログで調査した1813年以降に発行された約1000冊の洋書のなかで、当該表現の使用が確認された最も古い洋書は、1972年発行の『Elephants Can Remember(邦題:象は忘れない)』(アガサ・クリスティー = 著)で、最も新しい洋書は2019年発行の『Crucible(邦題:AIの魔女(上・下))』(ジェームズ・ロリンズ = 著)でした。

Curiosity killed the catの出現パターン

curiosity killed the catの出現パターンは主に以下の2つに分類することができます。

パターン1:「curiosity killed the cat」をそのままの形で使うもの(基本型・最頻出パターン)
パターン2:その他

パターン1は「curiosity killed the cat」をそのままの形で使う基本型で、例文を挙げると次のようになります。

例文178-1)
A: “I know it’s none of my business, but I can’t help wondering why you got divorced.”
僕には関係ないことだとは分かってるんだけど、なぜ君が離婚したのかが不思議でしょうがないんだ。
B: “It’s really none of your business. Curiosity killed the cat.”
本当にあなたには関係ないわね。好奇心もほどほどにして頂戴。

パターン2の「その他」については、次の「洋書内の実例」の中で紹介します。

洋書内の実例

curiosity killed the catのイメージ画像2です。

それでは、実際に洋書内にみられるcuriosity killed the catの使用例を紹介していきます。

 

まずは、「curiosity killed the cat」をそのままの形で使用する基本型のパターン1から紹介します。

パターン1:「curiosity killed the cat」をそのままの形で使うもの(基本型・最頻出パターン)

実例1(パターン1):BY GEORGE: THE AUTOBIOGRAPHY OF GEORGE FOREMAN (1995)(邦題『敗れざる者:ジョージ・フォアマン自伝』、ジョージ・フォアマン = 著)より

“George,” he’d said, “curiosity killed the cat. Don’t be curious how people are doing. Just leave them alone.”
「ジョージ、好奇心もほどほどにせんとな。皆のやってることなんぞ気にするんじゃない。放っておくんだ」

I couldn’t listen. She needed a friend now, and I was determined to be one.
俺は聞いていなかった。今の彼女には友達が必要なのだ。俺は自分がその友達になってやるつもりだった。

引用元:
(英語原著)BY GEORGE: THE AUTOBIOGRAPHY OF GEORGE FOREMAN (1995) by GEORGE FOREMAN and Joel Engel; Chapter Eight
(日本語版)『敗れざる者:ジョージ・フォアマン自伝』(ジョージ・フォアマン = 著、安部譲二 = 訳)、角川春樹事務所(1995/10);第八章(苦難のとき)より

実例2(パターン1):Postern of Fate (1973)(邦題『運命の裏木戸』、アガサ・クリスティー = 著)より

‘Then I shall be a natural death, or an unnatural death, one of the two.’
「そうなったら、わたしは自然死ってことになるのね、それとも変死かしら、どっちかですわね」

‘A curiosity death,’ said Tommy. ‘Curiosity killed the cat.
「好奇心による死さ。好奇心は猫を殺すというからね

引用元:
(英語原著)Postern of Fate (1973) by Agatha Christie; Book I, Chapter 4 LOTS OF PARKINSONS
(日本語版)『運命の裏木戸』(アガサ・クリスティー = 著、中村能三 = 訳)、早川書房(1974);第一部・4(たくさんのパーキンソン)より

実例3(パターン1):Kingsman: The Golden Circle – The Official Movie Novelization (2017)(邦題『キングスマン ゴールデン・サークル』、ティム・ワゴナー = 著)より

Curiosity killed the cat, Elton! And you really don’t wanna be a cat with my dogs around. So skedaddle.”
好奇心は猫を殺すのよ、エルトン! 私の犬たちが近くにいる時、猫になりたくないでしょ。すぐに立ち去りなさい」

引用元:
(英語原著)Kingsman: The Golden Circle – The Official Movie Novelization (2017) by Tim Waggoner; Based on the screenplay written by Jane Goldman & Matthew Vaughn; Chapter Eight
(日本語版)『キングスマン ゴールデン・サークル』(ティム・ワゴナー = 著、平沢薫 = 訳、脚本 ジェーン・ゴールドマン&マシュー・ヴォーン)、竹書房(2017/12);第八章(人間はなんて美しいんでしょう。素晴らしい新世界)より

【単語ノート】
skedaddle [skidǽdl] = 急いで逃げる、一目散に逃げる、ずらかる(「let’s get out of here」が短縮されて一語になったという説など、いくつか説がありますが正確な語源は不明です)

実例4(パターン1):Crucible (2019)(邦題『AIの魔女(上・下)』、ジェームズ・ロリンズ = 著)より

Children had this warning drilled into them while growing up, a caution against inquiry.
子供たちは成長の過程でこの警告を教え込まれ、それが好奇心への戒めとなった。

Remember, boys and girls, curiosity killed the cat.
〈男の子も女の子もよく聞きなさい、好奇心はネコを殺すんだよ〉

引用元:
(英語原著)Crucible (2019) by James Rollins; Chapter 14
(日本語版)『AIの魔女(上・下)』(ジェームズ・ロリンズ = 著、桑田 健 = 訳)、竹書房(2020/4);上巻・第14章より

【単語ノート】
inquiry = 質問、問い合わせ、探求

 

次は「その他」のパターン2です。

パターン2:その他

実例5(パターン2):Rich Dad’s Rich Kid, Smart Kid : Giving Your Child a Financial Head Start (2001)(邦題『金持ち父さんの子供はみんな天才 – 親だからできるお金の教育』、ロバート・キヨサキ + シャロン・レクター = 著)より

My dad went on to explain that a child’s natural curiosity is what drives a child to learn. But just as curiosity can kill a cat, so can too much curiosity be destructive to a child.
父はさらに、持って生まれた好奇心こそが学習の原動力だと説明した。だが「好奇心もほどほどに」と言われるように、好奇心も度が過ぎれば子供にとって有害なものになる場合がある

引用元:
(英語原著)Rich Dad’s Rich Kid, Smart Kid : Giving Your Child a Financial Head Start (2001) by Robert T. Kiyosaki with Sharon L. Lechter; Conclusion The Most Important Job in the World
(日本語版)『金持ち父さんの子供はみんな天才 – 親だからできるお金の教育』(ロバート・キヨサキ + シャロン・レクター = 著、白根 美保子 = 訳)、筑摩書房(2002/11);おわりに(この世で一番大切な仕事)より

実例6(パターン2):Smoking Ears and Screaming Teeth (2010)(邦題『世にも奇妙な人体実験の歴史』、トレヴァー・ノートン = 著)より

Curiosity has killed more than cats.
「好奇心がネコを殺した(好奇心で身を誤るな) 」などと言うが、好奇心が殺すのはネコだけではないのである。

引用元:
(英語原著)Smoking Ears and Screaming Teeth (2010) by Trevor Norton; The Desire for Disease
(日本語版)『世にも奇妙な人体実験の歴史』(トレヴァー・ノートン = 著、赤根洋子 = 訳)、文藝春秋(2012/7/6);第6章(伝染病患者の黒ゲロを飲んでみたら ──病原菌)より

1885年、「ペルーいぼ」と呼ばれる皮膚病を研究していたペルーの医学生ダニエル・カリオンは、自己実験として患者の「いぼ」から採取した血液を自分自身に注射します。

しばらくしてカリオンは重篤な状態に陥り、オロヤ熱という死に至る血液疾患にかかっていることが判明します。結局、カリオンはその数週間後に28歳の若さで死亡するのですが、この自己実験によりカリオンは「ペルーいぼ」と「オロヤ熱」という症状の異なる2つの病気が同じ1つの病原菌によって引き起こされることを発見します。

上記引用文はこのダニエル・カリオンの死について記載したもので、好奇心旺盛なカリオンが自己実験により死亡したことが「Curiosity has killed more than cats(好奇心が殺すのはネコだけではない)」と表現されています。

ちなみに、このカリオンの発見は当初、アメリカの医師団によって否定されていたのですが、後に日本の野口英世によってその正当性が証明されたそうです。

実例7(パターン2):Summit (2016)(邦題『汝、鉤十字を背負いて頂を奪え(上・下)』、ハリー・ファージング = 著)より

She had the same intense curiosity in the story of the axe, a curiosity that was tending to kill the cat.
彼女もピッケルのストーリーに関してグラフにも負けない強い好奇心を抱いている。猫をも殺すと言われている好奇心だ

引用元:
(英語原著)Summit (2016) by Harry Farthing; 75
(日本語版)『汝、鉤十字を背負いて頂を奪え(上・下)』(ハリー・ファージング = 著、島本友恵 = 訳)、竹書房(2018/6);75より

Curiosity killed the catのまとめ

それでは、最後に以上の内容をまとめておきます。

curiosity killed the cat

curiosity killed the catのイメージ画像1です。

  • 由来:9つの命があって簡単には死なないと言われる猫でさえも、好奇心が原因で命を落とすことがあることから。
  • 意味:好奇心も度が過ぎれば身を滅ぼす、好奇心もほどほどに
  • 英語による定義: being too inquisitive about other people’s affairs can get you into deep trouble
  • 出現頻度:B[低頻度:洋書内での出現頻度はそれほど高くはないがネイティブなら知っている英語表現]
  • 出現パターン
    パターン1:「curiosity killed the cat」をそのままの形で使うもの(基本型・最頻出パターン)
    パターン2:その他
  • 例文
    A: “I know it’s none of my business, but I can’t help wondering why you got divorced.”
    僕には関係ないことだとは分かってるんだけど、なぜ君が離婚したのかが不思議でしょうがないんだ。
    B: “It’s really none of your business. Curiosity killed the cat.”
    本当にあなたには関係ないわね。好奇心もほどほどにして頂戴。

今回は、以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

☆☆いつも応援ありがとうございます☆☆
にほんブログ村 英語ブログ 洋書・洋楽の英語へ
にほんブログ村

英語ランキング