洋書に出てくる英語表現0170:a stiff upper lip【おすすめ英語フレーズ編150】

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「洋書に出てくる英語表現」の第170回は、英語学習や英会話に役立つ【おすすめ英語フレーズ編】の第150回として「a stiff upper lip」を取りあげます。

目次
  1. A stiff upper lipの意味と由来
  2. A stiff upper lipの英語による定義
  3. 洋書におけるa stiff upper lipの出現頻度
  4. A stiff upper lipの年代分布
  5. A stiff upper lipの出現パターン
  6. 洋書内の実例
    1. 実例1(パターン1): Audrey Hepburn (1996)(邦題『オードリー・ヘップバーン[上・下]』、バリー・パリス = 著)より
    2. 実例2(パターン1):He Who Whispers (1946)(邦題『囁く影』、ジョン・ディクスン・カー = 著)より
    3. 実例3(パターン1):Thank You, Jeeves (1934)(邦題『サンキュー、ジーヴス』、P・G・ウッドハウス = 著)より
    4. 実例4(パターン2):Dreams from My Father (2004)(邦題『マイ・ドリーム バラク・オバマ自伝』、バラク・オバマ = 著)より
    5. 実例5(パターン3):Insanely Great: The Life and Times of Macintosh, the Computer that Changed Everything (1994)(邦題『マッキントッシュ物語:僕らを変えたコンピュータ』、スティーブン・レヴィ = 著)より
    6. 実例6(パターン3):My Life (2004)(邦題『マイライフ:クリントンの回想』 ビル・クリントン = 著)より
    7. 実例7(パターン3):FINDING YOUR OWN NORTH STAR (2001)(邦題『しっくりくることだけ、やりなさい:あなただけの「幸せの北極星」の見つけ方』、マーサ・ベック = 著)より
    8. 実例8(パターン4):Wild Swans: Three Daughters of China (1991)(邦題『ワイルド・スワン』、ユン・チアン = 著)より
    9. 実例9(パターン4):Underground (2000)(日本語原著『アンダーグラウンド』、『約束された場所で:Underground 2』、村上春樹 = 著)より
    10. 実例10(パターン4):5000-1 THE LEICESTER CITY STORY: HOW WE BEAT THE ODDS TO BECOME PREMIER LEAGUE CHAMPIONS (2016)(邦題『レスターの奇跡』、ロブ・タナー = 著)より
    11. 実例11(パターン4):HIGH STRUNG (2011)(邦題『ボルグとマッケンロー:テニスで世界を動かした男たち』、スティーヴン・ティグナー = 著)より
  7. A stiff upper lipのまとめ

A stiff upper lipの意味と由来

直訳すると、「固い上唇」となります。

うれしい時や悲しい時、怒っている時など、唇には人間の感情がよく現れますが、感情が高ぶって今にも泣き出しそうな時や気持ちが大きく動揺した時などには、下唇がわなわなと震えることがあります。この表現は、そのような場合に上唇を固く引き締めて震える下唇を押さえつけている様子に由来します。

このように気持ちの動揺を周りに悟られないように上唇をキッと引き締めて感情を押し殺している様子から、「a stiff upper lip」は「感情を表に出さずにじっと耐えている状態」を意味するフレーズとして使用されるようになりました。感情を押し殺すと言っても嬉しさや笑いをかみ殺すような場合には使用されず、もっぱらマイナスの感情を押し殺す場合に使用されます。

この表現は動詞keepを伴って「keep a stiff upper lip」の形で使用されることが多く、その場合には「平静を装う」や「冷静さを保つ」、「黙ってじっと耐える」、「気を落とさずに頑張る」、「気丈に振る舞う」などと訳されます。

また、イギリスでは昔から逆境に直面しても感情を表に出さないことが望ましいと考えられてきたことから、この表現はそうしたイギリス人の我慢強い気質を表す場合に「British stiff upper lip」や「English stiff upper lip」の形でもよく使用されます。

A stiff upper lipの英語による定義

staying calm and not showing true feelings in the face of adversity

洋書におけるa stiff upper lipの出現頻度

A[中頻度:高めの頻度で洋書に出てくる準必須の英語表現]

(AAA[超高頻度]、AA[高頻度]、A[中頻度]、B[低頻度]、C[まれ]の5段階で評価)

A stiff upper lipの年代分布

1933年 – 2018年*
(*当ブログで調査した1813年以降の洋書約1000冊のなかで、当該英語表現の使用が確認された洋書の発行年の範囲)

当ブログで調査した1813年以降に発行された約1000冊の洋書のなかで、当該表現の使用が確認された最も古い洋書は、1933年発行の『The Siamese Twin Mystery(邦題:シャム双子殺人事件)』(エラリー・クイーン = 著)で、最も新しい洋書は2018年発行の『Bruce Lee: A Life(邦題:ブルース・リー伝)』(マシュー・ポリー = 著)でした。

A stiff upper lipの出現パターン

a stiff upper lipの出現パターンは主に以下の4つに分類することができます。

パターン1:keep a stiff upper lip(基本型・最頻出パターン)
パターン2:keep以外の動詞を使用するもの
パターン3:stiff-upper-lip
パターン4:その他

パターン1は「keep a stiff upper lip」の形で使用する基本型で、例文を挙げると次のようになります。

例文170-1)
I was crying in my mind, but I managed to keep a stiff upper lip.
私は心の中では泣いていましたが、なんとか平静を装いました。

パターン2はkeep以外の動詞を使用するもので、keep以外の動詞としてはmaintainやhave、carryなどが使用されます。

例文170-2)
She was maintaining a stiff upper lip even when her husband died suddenly.
彼女は夫が急死した時も気丈に振る舞っていました。

例文170-3)
I was taught by my father to have a stiff upper lip and not to cry in public, whatever happens.
私は、何があってもじっと我慢して人前では泣かないように父に教えられました。

「stiff-upper-lip」の形で使用するパターン3と「その他」のパターン4については次の「洋書内の実例」の中で紹介します。

洋書内の実例

a stiff upper lipのイメージ画像3です。

 

それでは、実際に洋書内にみられるa stiff upper lipの使用例を紹介していきます。

 

まずは、「keep a stiff upper lip」の形で使用する基本型のパターン1から紹介します。

パターン1:keep a stiff upper lip(基本型・最頻出パターン)

実例1(パターン1): Audrey Hepburn (1996)(邦題『オードリー・ヘップバーン[上・下]』、バリー・パリス = 著)より

She’d done well to keep a stiff upper lip and survive the night with aplomb.
彼女はよく平静を保って、びくともせずにこの夜を切り抜けた。

引用元:
(英語原著)Audrey Hepburn (1996) by Barry Paris; CHAPTER 6 Fair and Unfair Ladies (1963-1964)
(日本語版)『オードリー・ヘップバーン[上・下]』(バリー・パリス = 著、永井淳=訳)、集英社(1998/5);下巻・第6章 フェア・アンド・アンフェア・レディズ(一九六三 – 一九六四年) より

【単語ノート】
aplomb [əplɑ’m] = 冷静さ、落ち着き
with aplomb = 落ち着き払って、冷静沈着に

この英文は、女優オードリー・ヘップバーンの代表作の1つである1964年のアメリカ映画『マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)』について記載したものです。

この映画の原作は、バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』なのですが、映画『マイ・フェア・レディ』は『ピグマリオン』から直接映画化されたわけではなく、ブロードウェイで大ヒットを記録したミュージカル『マイ・フェア・レディ』を映画化したものでした。そして、そのミュージカルでヒロインのイライザ役を務めていたのはジュリー・アンドリュースで、オードリー・ヘップバーンはアンドリュースからヒロイン役を奪い取ったような形になってしまったため、オードリー・ヘップバーンには非難が浴びせらることになりました。

そうした流れで1965年2月に第37回アカデミー賞の候補が発表されます。『マイ・フェア・レディ』は12部門でノミネートされていたのですが、オードリー・ヘップバーンは主演女優賞の候補にはノミネートされておらず、一方のジュリー・アンドリュースは映画『メリー・ポピンズ』の演技で主演女優賞にノミネートされていました。

そこで問題となったのがオードリー・ヘップバーンがアカデミーの授賞式に出席すべきかどうか、という点でした。そして迎えた授賞式当日、結局、オードリーは前年に主演女優賞を獲得したパトリシア・ニールに代わって主演男優賞を手渡す役目で授賞式に出席し、一方のアンドリュースは見事に主演女優賞を受賞します。

その結果、授賞式はオードリーにとって屈辱の夜となったわけですが、上記引用文ではオードリーが「平静を保って」この夜をうまく切り抜けたことが「keep a stiff upper lip」を用いて表現されています。

実例2(パターン1):He Who Whispers (1946)(邦題『囁く影』、ジョン・ディクスン・カー = 著)より

‘Mama Brooke kept a stiff upper lip, with the tears running down her face.
ブルック夫人は涙を流したが、乱れたところなんかおくびにも出さなかった

引用元:
(英語原著)He Who Whispers (1946) by John Dickson Carr; CHAPTER 2
(日本語版)『囁く影』(ジョン・ディクスン・カー = 著、斎藤数衛 = 訳)、早川書房(1981/6);2より

 

実例3(パターン1):Thank You, Jeeves (1934)(邦題『サンキュー、ジーヴス』、P・G・ウッドハウス = 著)より

This parting of the ways with Jeeves had made me feel a bit as if I had just stepped on a bomb and was trying to piece myself together again in a bleak world, but we Woosters can keep the stiff upper lip.
ジーヴスとの別離は、あたかもたった今地雷を踏んづけて、それで荒涼とした世界のまん中で、バラバラになった身体を継ぎ合わせようとしているみたいな、そんな気分に僕をさせていた。だが我々ウースター家の者は、上唇を固くして、平然を装うことができるのだ

引用元:
(英語原著)Thank You, Jeeves (1934) by P. G. Wodehouse; Chapter 2 CHUFFY
(日本語版)『サンキュー、ジーヴス』(P・G・ウッドハウス = 著、森村たまき = 訳)、国書刊行会(2006/11);第2章(チャッフィー)より
(英語原著Audible版)Audible版-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間3分

【単語ノート】
bleak = 荒涼とした、寒々とした

 

次は、keep以外の動詞を使用するパターン2です。

パターン2:keep以外の動詞を使用するもの

実例4(パターン2):Dreams from My Father (2004)(邦題『マイ・ドリーム バラク・オバマ自伝』、バラク・オバマ = 著)より

And perhaps that’s how my grandparents intended it to be, a trial that would pass, just a matter of time, so long as they maintained a stiff upper lip and didn’t do anything drastic.
ことを荒立てずじっとしていれば、時が解決してくれると考えて、祖父母があえてそうしたのかもしれない。

引用元:
(英語原著)Dreams from My Father (2004) by Barack Obama; Chapter 1
(日本語版)『マイ・ドリーム バラク・オバマ自伝』(バラク・オバマ = 著、白倉三紀子/木内裕也 = 訳)、ダイヤモンド社(2007/12);第一章(ナイロビからの電話)より
(英語原著Audible版)Audible-要約版一冊無料!Audible無料体験);Audible版はオバマ氏本人が朗読しています。

この英文は、第44代アメリカ合衆国大統領を務めたバラク・オバマの両親の結婚について記載したものです。オバマの実父はケニアのルオ族出身の黒人で、実母はアメリカ・カンザス州出身の白人でした。

ハワイ大学の授業で知り合った2人の結婚についてはあやふやな点が多く、カンザスに住む親戚でさえ2人の結婚を知っていたのか定かではないといいます。上記引用文はこの結婚に対する祖父母の当時の心境をオバマ氏が類推したもので、「ことを荒立てずじっとしていれば」の部分が「maintain a stiff upper lip」を用いて表現されています。

 

次は「stiff-upper-lip」のようにハイフンワードとして使用するパターン3です。

パターン3:stiff-upper-lip

実例5(パターン3):Insanely Great: The Life and Times of Macintosh, the Computer that Changed Everything (1994)(邦題『マッキントッシュ物語:僕らを変えたコンピュータ』、スティーブン・レヴィ = 著)より

Those in charge of the marketplace regarded computing as a rite of passage, a sort of hazing. Only by acquiring knowledge in this needlessly arcane system could one gain admittance to the society of adepts. It was not a joyous society, but one of stiff-upper-lips.
ビジネスマンはコンピュータを一種のいじめにも似た通過儀礼とみなしていた。不可解なシステムに関する知識を身につけて初めて熟練者の社会に入ることを許される。それは楽しい社会ではなく、困難にくじけず立ち向かう社会だ

引用元:
(英語原著)Insanely Great: The Life and Times of Macintosh, the Computer that Changed Everything (1994) by Steven Levy; CHAPTER 8
(日本語版)『マッキントッシュ物語:僕らを変えたコンピュータ』(スティーブン・レヴィ = 著、武舎広幸 = 訳)、翔泳社(1994/2);第八章(ひ弱な未熟児)より
(英語原著Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間約2分50秒

【単語ノート】
rite of passage = 通過儀礼
hazing = (特に新人や下級生に対する)いじめ、しごき
arcane [ɑːrkéin] = 不可解な、難解な、
gain admittance = 入会(入場)を許される
adept = 熟練者、達人
joyous = 楽しい、うれしい、喜びに満ちた

実例6(パターン3):My Life (2004)(邦題『マイライフ:クリントンの回想』 ビル・クリントン = 著)より

Soon enough, Mother left me with a cheerful, stiff-upper-lip parting, and I began to explore my immediate surroundings, beginning with my dorm floor.
そのあとすぐ、母が明るく気丈な態度で別れを告げ、わたしは周囲を探索することにして、まずは寄宿舎の自分のいる階から始めた。

引用元:
(英語原著)My Life (2004) by Bill Clinton; Chapter 9
(日本語版)『マイライフ:クリントンの回想』(ビル・クリントン = 著、楡井浩一 = 訳)、朝日新聞社(2004/9);上巻、第9章より
(英語原著Audible版)Audible-要約版一冊無料!Audible無料体験):サンプル再生時間は約10分。Audible版はクリントンさん本人が朗読しています。

第42代アメリカ合衆国大統領を務めたビル・クリントンは、1964年、ジョージタウン大学外交学部への入学に伴って母親の元を離れることとなります(父親はクリントンの生まれる3ヵ月前に自動車事故により死去)。ビル・クリントンと母は適度な共通点と適度な相違点があったおかげで非常に仲が良かったそうで、この別れは母にとってとてもつらいものでした。

上記引用文はビル・クリントンの母が旅立つ我が子を見送るためにジョージタウン大学の寮までやって来た時のことを記載したもので、母が明るく「気丈な態度で」別れを告げたことが「stiff-upper-lip」を用いて表現されています。

実例7(パターン3):FINDING YOUR OWN NORTH STAR (2001)(邦題『しっくりくることだけ、やりなさい:あなただけの「幸せの北極星」の見つけ方』、マーサ・ベック = 著)より

People who don’t honor their losses don’t grieve. They may lose all joy in living, but they don’t actively mourn, and this means that they don’t heal. Members of the stiff-upper-lip club tend to get emotionally stuck at the point where their loss occurred.
喪失を認めない人は、決して悲しもうとしない。彼らは人生のあらゆる喜びを失っても、進んで嘆き悲しむことはせず、そのせいで逆に癒えることもない。こうした忍耐強いマッチョタイプは、喪失を経験した瞬間から身動きがとれなくなる。

引用元:
(英語原著)FINDING YOUR OWN NORTH STAR (2001) by Martha Beck; 9 CHARTING YOUR COURSE
(日本語版)『しっくりくることだけ、やりなさい:あなただけの「幸せの北極星」の見つけ方』(マーサ・ベック = 著、森田由美 = 訳)、パンローリング(2014/10);第6章(進路を定める)より。Kindle Unlimited会員の方は¥0で読めます(2020/12/31確認)。(Kindle Unlimited 無料体験

【単語ノート】
grieve = (深く)悲しむ、悲しませる
mourn [mɔ’ːrn] = 嘆き悲しむ;喪に服する

 

最後は「その他」のパターン4です。

パターン4:その他

実例8(パターン4):Wild Swans: Three Daughters of China (1991)(邦題『ワイルド・スワン』、ユン・チアン = 著)より

After the death of his son, Dr. Xia had to endure the constant silent reproach of his family. He never talked to my grandmother about the pain this caused him. For Chinese men a stiff upper lip was mandatory.
長男が死んでからというもの、夏先生はたえず家族の無言の非難を感じていた。だが先生は、つらい胸中をいちども祖母の前で口にしたことはなかった。中国の男は、唇をきゅっと結んで黙って耐えるものなのだ

引用元:
(英語原著)Wild Swans: Three Daughters of China (1991) by Jung Chang; 2. “Even Plain Cold Water Is Sweet’ My Grandmother Marries a Manchu Doctor (1933-1938)
(日本語版)『ワイルド・スワン』(ユン・チアン = 著、土屋京子 = 訳)、講談社(1993/1);第二章 「ただの水だって、おいしいわ」— 夏先生との再婚(一九三三年 – 一九三八年)より
(英語原著Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験

【単語ノート】
reproach [ripróʊʧ] = 非難

実例9(パターン4):Underground (2000)(日本語原著『アンダーグラウンド』、『約束された場所で:Underground 2』、村上春樹 = 著)より

My parents are from an older generation: the stiff upper lip. They held back all the time they were at the hospital, but when they got home that evening they cried the whole night through.
両親は昔の人間ですから、気丈にじっと耐えていました。しかしその夜は家に帰って、二人で一晩泣き明かしたということです。病院にいるあいだはしっかりしていたのですが。

引用元:
(英語版)Underground (2000) by Haruki Murakami, translated from the Japanese by ALFRED BIRNBAUM AND PHILIP GABRIEL; PART ONE UNDERGROUND
(日本語原著)『アンダーグラウンド』、村上春樹 = 著、講談社(1997/3)、『約束された場所で:Underground 2』、村上春樹 = 著、文藝春秋(1998/11);『アンダーグラウンド』より

【単語ノート】
hold back = 感情を抑える、自制する

実例10(パターン4):5000-1 THE LEICESTER CITY STORY: HOW WE BEAT THE ODDS TO BECOME PREMIER LEAGUE CHAMPIONS (2016)(邦題『レスターの奇跡』、ロブ・タナー = 著)より

After the game Ranieri had composed himself and said City must keep their focus and concentration because the job isn’t done. It is time to wipe away the Italian tear and put on an English stiff upper lip because there is still plenty of work to do.
試合後にラニエリは一旦自らの感情を封じ込めて、レスターは集中力を維持して仕事を成し遂げるまでは気を緩めてはならないと強調した。まだ成すべきことはあるのだから今はイタリアの涙を拭ってイングランドの鉄仮面をかぶる時だ

引用元:
(英語原著)5000-1 THE LEICESTER CITY STORY: HOW WE BEAT THE ODDS TO BECOME PREMIER LEAGUE CHAMPIONS (2016) by ROB TANNER; APRIL 2016
(日本語版)『レスターの奇跡』(ロブ・タナー = 著、タカ大丸 = 訳)、イースト・プレス(2016/7);あと一歩で(2016年4月)より
(英語原著Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間約5分

【単語ノート】
compose oneself = 気を落ち着かせる、心を静める

実例11(パターン4):HIGH STRUNG (2011)(邦題『ボルグとマッケンロー:テニスで世界を動かした男たち』、スティーヴン・ティグナー = 著)より

The poem, a celebration of the British stiff upper lip and the “muscular Christianity” that built the empire, can also be read as a summary of the ideals of amateur tennis and the Victorian public school values from which they sprang.
逆境にもめげずに頑張るイギリス人気質と、その帝国を作りあげた “力強いキリスト教徒” を礼賛しているこの詩は、アマチュア・テニスの理想と、アマチュア選手を生み出したヴィクトリア朝時代のパブリック・スクールの価値観を要約しているようにも思える。

引用元:
(英語原著)HIGH STRUNG (2011) By Stephen Tignor; CHAPTER FOUR LINGERING DEATH
(日本語版)『ボルグとマッケンロー:テニスで世界を動かした男たち』(スティーヴン・ティグナー = 著、西山志緒 = 訳)、ハーパーコリンズ・ジャパン(2018/9);4(ゆっくりとした死)より

この本の題名になっている「high-strung」という表現については、以下の記事で詳しく解説していますので、是非あわせてご覧ください。

A stiff upper lipのまとめ

それでは、最後に以上の内容をまとめておきます。

a stiff upper lip

a stiff upper lipのイメージ画像1です。

  • 由来:気持ちの動揺を周りに悟られないように上唇をキッと引き締めて感情を押し殺している様子から。
  • 意味
    a stiff upper lip:感情を表に出さずにじっと耐えていること
    keep a stiff upper lip:平静を装う、冷静さを保つ、気丈に振る舞う
  • 英語による定義:staying calm and not showing true feelings in the face of adversity
  • 出現頻度:A[中頻度:高めの頻度で洋書に出てくる準必須の英語表現]
  • 出現パターン
    パターン1:keep a stiff upper lip(基本型・最頻出パターン)
    パターン2:keep以外の動詞を使用するもの
    パターン3:stiff-upper-lip
    パターン4:その他
  • 例文
    I was crying in my mind, but I managed to keep a stiff upper lip.
    私は心の中では泣いていましたが、なんとか平静を装いました。
    She was maintaining a stiff upper lip even when her husband died suddenly.
    彼女は夫が急死した時も気丈に振る舞っていました。
    I was taught by my father to have a stiff upper lip and not to cry in public, whatever happens.
    私は、何があってもじっと我慢して人前では泣かないように父に教えられました。

今回は、以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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