洋書に出てくる英語表現0131:throw down the gauntlet【おすすめ英語フレーズ編114】

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「洋書に出てくる英語表現」の第131回は、フレーズ編の第114回として「throw down the gauntlet」を取りあげます。

目次
  1. Throw down the gauntletの意味と由来
  2. Throw down the gauntletの英語による定義
  3. 洋書におけるthrow down the gauntletの出現頻度
  4. Throw down the gauntletの年代分布
  5. Throw down the gauntletの出現パターン
  6. 洋書内の実例
    1. 実例1(パターン1):Lucky Man: A Memoir (2002)(邦題『ラッキーマン』、マイケル・J・フォックス = 著)より
    2. 実例2(パターン1):Hard Choices: A Memoir (2014)(邦題『困難な選択(上・下)』、ヒラリー・ロダム・クリントン = 著)より
    3. 実例3(パターン1):The Judas Strain (2007)(邦題『ユダの覚醒(上・下)』、ジェームズ・ロリンズ = 著)より
    4. 実例4(パターン1):The Courage to Be Happy (2019)(日本語原著『幸せになる勇気』、 岸見一郎、古賀史健 = 著)より
    5. 実例5(パターン1):The New Market Wizards: Conversations with America’s Top Traders (1992)(邦題『新マーケットの魔術師 : 米トップトレーダーたちが語る成功の秘密』、ジャック・D.シュワッガー = 著)より
    6. 実例6(パターン2):Learned Optimism: How to Change Your Mind and Your Life (2006)(邦題『オプティミストはなぜ成功するか』、マーティン・セリグマン = 著)より
    7. 実例7(パターン2):The Red Line (2017)(邦題『ザ・レッド・ライン : 第三次欧州大戦(上・下)』、ウォルト・グラッグ = 著)より
    8. 実例8(パターン3):Inside Steve’s brain (2008)(邦題『スティーブ・ジョブズの流儀』、リーアンダー・ケイニー = 著)より
    9. 実例9(パターン3):Insanely Great: The Life and Times of Macintosh, the Computer that Changed Everything (1994)(邦題『マッキントッシュ物語:僕らを変えたコンピュータ』、スティーブン・レヴィ = 著)より
  7. Throw down the gauntletのまとめ

Throw down the gauntletの意味と由来

直訳すると、「ガントレットを投げ下ろす」となります。

ここでいう「ガントレット( gauntlet [ˈgɔntlət])」とは、以下の図のように戦闘の際に手を守るために装着する手袋状の防具のことで、日本語ではよく籠手(こて)と称されます。

 

ガントレット(こて)の説明図

 

中世の騎士達は、相手に戦いを挑む際に相手の足元に「ガントレットを投げ下ろす(throw down the gauntlet)」ことによって挑戦の意思を表明していたことから、「throw down the gauntlet」は「戦いを挑む」を意味するフレーズとして使用されるようになりました。

日本語では「戦いを挑む」のほか、「挑戦状を叩きつける」や「挑戦状を突きつける」などと訳されます。

(関連表現の「pick up the gauntlet」については「洋書に出てくる英語表現0132」で取りあげます)

Throw down the gauntletの英語による定義

challenge someone; issue a challenge

洋書におけるthrow down the gauntletの出現頻度

A[中頻度:高めの頻度で洋書に出てくる準必須の英語表現]

(AAA[超高頻度]、AA[高頻度]、A[中頻度]、B[低頻度]、C[まれ]の5段階で評価)

Throw down the gauntletの年代分布

1922年 – 2019年*
(*当ブログで調査した1813年以降の洋書約1000冊のなかで、当該英語表現の使用が確認された洋書の発行年の範囲)

当ブログで調査した1813年以降に発行された約1000冊の洋書のなかで、当該表現の使用が確認された最も古い洋書は、1922年発行の『The Chessmen of Mars(邦題:火星のチェス人間)』(E・R・バローズ = 著)で、最も新しい洋書は2019年発行の『The Courage to Be Happy(日本語原著:幸せになる勇気)』(岸見一郎、古賀史健 = 著)でした。

Throw down the gauntletの出現パターン

throw down the gauntletの出現パターンは主に以下の3つに分類することができます。

パターン1:throw down the gauntlet(基本型・最頻出パターン)
パターン2:gauntletを主語にして受動態で使用するもの
パターン3:gauntletを先行詞にして名詞節として使用するもの

パターン1は「throw down the gauntlet」の形で使用する基本型で、例文をあげると次のようになります。

例文131-1)
I threw down the gauntlet to the champion, but soon realized that I was biting off more than I could chew.
私は、チャンピオンに戦いを挑みましたが、自分の手に余ることをしていることにすぐに気が付きました。

bite off more than one can chewについては以下の記事で詳しく解説しています。

パターン2はgauntletを主語にして受動態で使用するもので、例文を挙げると次のようになります。

例文131-2)
The gauntlet was thrown down and he accepted the challenge.
挑戦状が叩きつけられ、彼はその挑戦を受けて立ちました。

パターン3はgauntletを先行詞にして名詞節として使用するもので、例文をあげると次のようになります。

例文131-3)
They announced entry into the Japanese market. That was the gauntlet thrown down to us.
彼らは日本市場への参入を発表しました。それは我々への挑戦状でした。

 

洋書内の実例

throw down the gauntletのイメージ画像2です。

 

それでは、実際に洋書内にみられるthrow down the gauntletの使用例を紹介していきます。

 

まずは、「throw down the gauntlet」の形で使用する基本型のパターン1から紹介します。

パターン1:throw down the gauntlet(基本型・最頻出パターン)

実例1(パターン1):Lucky Man: A Memoir (2002)(邦題『ラッキーマン』、マイケル・J・フォックス = 著)より

But by attempting to have a small, private wedding in Vermont, about as far from Hollywood as we could get, it seems we had unwittingly thrown down the gauntlet to the press.
しかし、ハリウッドから遠く離れたヴァーモントで小ぢんまりした身内だけの結婚式をあげようという試みは、心ならずもマスコミに挑戦状を叩きつけることになってしまったようだ

引用元:
(英語原著)Lucky Man: A Memoir (2002) by Michael J. Fox; Chapter Four Lost in the Fun House
(日本語版)『ラッキーマン』(マイケル・J・フォックス = 著、入江真佐子 = 訳)、ソフトバンクパブリッシング(2003/1);第4章(びっくりハウスで迷子になって)より
(英語原著Audible版)Audible版-要約版;サンプル再生時間5分;マイケル・J・フォックス氏本人が朗読しています。

【単語ノート】
unwittingly = 無意識に、知らず知らずのうちに

大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで主人公を演じたカナダ出身のハリウッドスター、マイケル・J・フォックスは、映画『再会の街 — ブライトライツ・ビッグシティ』で共演した女優トレイシー・ポランと1988年に結婚します。

2人とも結婚式を仕事の一部とは考えていなかったため、上記引用文にあるように「ハリウッドから遠く離れたヴァーモントで小ぢんまりした身内だけの結婚式」を挙げることにします。

この結婚式は、叔父や叔母、いとこ達さえ呼ばない本当の内輪の集まりだったのですが、マスコミはハリウッドスターの結婚を取材しようとあらゆる手段を使って結婚式の場所と日取りを突き止め、さらに2人のもとには独占取材権を得ようとするタブロイド紙や週刊誌、雑誌社から連絡が殺到します。

しかし、結婚式にまつわるすべてのマスコミ取材を断ったことで、マスコミは作戦を変更します。自分たちの欲しい情報を売ってくれないのなら、盗んでやろうという作戦でした。

結婚式当日は、朝から合計6台のヘリコプターが結婚式の様子を盗み撮ろうと上空を飛び回っていたのですが、結婚式が行われているテントから2人が顔を出すことは一度もなく、写真を一枚も撮らせなかったということです。

上記引用文では、このように「身内だけの結婚式」にしたことが、かえってマスコミの注目を煽ってしまったことが「throw down the gauntlet」を用いて表現されていて、ここでは「マスコミに挑戦状を叩きつけることになってしまった」と訳されています。

実例2(パターン1):Hard Choices: A Memoir (2014)(邦題『困難な選択(上・下)』、ヒラリー・ロダム・クリントン = 著)より

After proudly showing us around one of the greenest buildings near Delhi and offering me a flowered garland, Environment Minister Jairam Ramesh surprised us during our public speeches by throwing down a rhetorical gauntlet. Taking steps to address climate change should be the responsibility of wealthy countries like the United States, he declared, not emerging powers like India that had more pressing domestic challenges to worry about.
誇らしい様子のジャイラム・ラメシュ環境相がデリー近郊にある最も環境に優しいビルを案内し、私に花の首飾りをくれた。その後、一緒に出席した公開の演説で彼が大げさで手厳しい批判をしてきたので、我々は驚いた。気候変動対策はインドのように憂慮すべき差し迫った国内問題を多く抱えた新興国の責任ではなく、米国のような豊かな国の責任だと彼は断言した。

引用元:
(英語原著)Hard Choices: A Memoir (2014) by Hillary Rodham Clinton; 21 Climate Change: We’re All in This Together
(日本語版)『困難な選択(上・下)』(ヒラリー・ロダム・クリントン = 著、日本経済新聞社 = 訳)、日本経済新聞出版社(2015/5);下巻・第21章(気候変動 — 私たちは皆、一緒)より
(英語原著Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験)サンプル再生時間約5分

【単語ノート】
green = 環境に優しい
garland = 花輪
rhetorical = 修辞学の;誇張した

実例3(パターン1):The Judas Strain (2007)(邦題『ユダの覚醒(上・下)』、ジェームズ・ロリンズ = 著)より

You’ve just thrown down the gauntlet. Nasser will be calling his henchmen. We’ve got maybe a minute or two.”
今のでナセルに挑戦状を叩きつけたことになるわ。狙撃者に攻撃指令が出るでしょうね。それまでせいぜい一分か二分といったところだわ」

引用元:
(英語原著)The Judas Strain (2007) by James Rollins; Broken Glass
(日本語版)『ユダの覚醒(上・下)』(ジェームズ・ロリンズ = 著、桑田健 = 訳)、竹書房(2012/11);11(割れたガラス)より。Kindle Unlimited会員の方は¥0で読めます(2020/10/31確認)。(Kindle Unlimited 無料体験
(英語原著Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間5分

【単語ノート】
henchman = 子分、取り巻き

実例4(パターン1):The Courage to Be Happy (2019)(日本語原著『幸せになる勇気』、 岸見一郎、古賀史健 = 著)より

PHILOSOPHER: You’d like to talk about this, yes? The subject of praising and rebuking.
哲人 その話をしたいのですよね? ほめることと、叱ることの話を。

YOUTH: It’s funny that you’re the one who’s throwing down the gauntlet.
青年 ……おもしろい。そちらから戦いを挑んでくるとはね!

引用元:
(英語版)The Courage to Be Happy (2019) by Ichiro Kishimi and Fumitake Koga; First published in Australia and New Zealand by Allen & Unwin in 2019; PART II WHY NEGATE REWARD AND PUNISHMENT
(日本語原著)『幸せになる勇気』(岸見一郎、古賀史健 = 著)、ダイヤモンド社(2016/2);第二部(なぜ「賞罰」を否定するのか)より

【単語ノート】
praise = …をほめる
rebuke [rɪˈbjuk/rɪˈbjuːk] = …を叱る、非難する

前作の『嫌われる勇気』でアドラーの思想に感化された「青年(YOUTH)」は、アドラーの思想を教育の現場で実践するためにそれまで働いていた大学図書館を辞めて、母校の中学校で教師を始めるのですが、アドラーの思想は現実社会では何の役にも立たない机上の空論だという結論に至り、再び「哲人(PHILOSOPHER)」のもとを訪れます。

そうして繰り広げられる「哲人」と「青年」の対話では、「叱ってはいけない、ほめてもいけない」というアドラーの主張をめぐって二人の意見が幾度となく衝突します。ここでは、そうした賞罰の是非に関連して、哲人が青年を独裁者、青年の受け持つ荒れた学級を独裁国家にたとえて、哲人のほうから青年に「戦いを挑んで」きたことが「throw down the gauntlet」を用いて表現されています。

実例5(パターン1):The New Market Wizards: Conversations with America’s Top Traders (1992)(邦題『新マーケットの魔術師 : 米トップトレーダーたちが語る成功の秘密』、ジャック・D.シュワッガー = 著)より

As I began to read about the futures markets, the general description seemed to be: “Here’s this game, and by the way, hardly anyone ever succeeds at it.” To me, that was like throwing down the gauntlet.
先物市場について勉強してみると、一般的な解説は、「……という取引である。付け加えておくと、ほとんど成功する人はいない」というようなものでした。しかし、私にしてみれば、挑戦状を突きつけられたようなものでした

引用元:
(英語原著)The New Market Wizards: Conversations with America’s Top Traders (1992) by Jack D. Schwager; PART III Futures — The Variety-Pack Market
(日本語版)『新マーケットの魔術師 : 米トップトレーダーたちが語る成功の秘密』(ジャック・D.シュワッガー = 著、清水昭男 = 訳)、パン・ローリング(1999/3);第三章(先物取引 — バラエティに富んだマーケット)より
(英語Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間4分59秒

【単語ノート】
futures market = 先物市場

 

次は、gauntletを主語にして受動態で使用するパターン2です。

パターン2:gauntletを主語にして受動態で使用するもの

実例6(パターン2):Learned Optimism: How to Change Your Mind and Your Life (2006)(邦題『オプティミストはなぜ成功するか』、マーティン・セリグマン = 著)より

The gauntlet was thrown down to learning theorists the world over.
世界中の学習理論学者たちに挑戦状がたたきつけられた

引用元:
(英語原著)Learned Optimism: How to Change Your Mind and Your Life (2006) by Martin E. P. Seligman, Ph.D.; 2 Learning to Be Helpless
(日本語版)『オプティミストはなぜ成功するか』(マーティン・セリグマン = 著、山村宜子 = 訳)、パンローリング(2013/2);第2章(なぜ無力状態になるのか)より。Kindle Unlimited会員の方は¥0で読めます(2020/10/31確認)。(Kindle Unlimited 無料体験
(英語Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間14分57秒

実例7(パターン2):The Red Line (2017)(邦題『ザ・レッド・ライン : 第三次欧州大戦(上・下)』、ウォルト・グラッグ = 著)より

The gauntlet had been thrown down. And the challenge had been accepted.
戦闘を宣言し、相手も受けて立つことになった。

引用元:
(英語原著)The Red Line (2017) by Walt Gragg; CHAPTER 9
(日本語版)『ザ・レッド・ライン : 第三次欧州大戦(上・下)』(ウォルト・グラッグ = 著、北川由子 = 訳)、竹書房(2018/9);上巻・第九章より。Kindle Unlimited会員の方は¥0で読めます(2020/10/31確認)。(Kindle Unlimited 無料体験

 

最後は、gauntletを先行詞にして名詞節として使用するパターン3です。

パターン3:gauntletを先行詞にして名詞節として使用するもの

実例8(パターン3):Inside Steve’s brain (2008)(邦題『スティーブ・ジョブズの流儀』、リーアンダー・ケイニー = 著)より

In the end, he couldn’t resist the gauntlet Jobs had thrown down.
そして最後には、ジョブズの挑戦を受けざるをえなかった。

引用元:
(英語原著)Inside Steve’s brain (2008) by Leander Kahney; Chapter 5 Passion: Putting a Ding in the Universe
(日本語版)『スティーブ・ジョブズの流儀』(リーアンダー・ケイニー = 著、三木俊哉 = 訳)、ランダムハウス講談社(2008/10);第5章(情熱 宇宙をへこませる)より

1983年、爆発的な成長を遂げていたアップルコンピュータ社には経験豊富な人材が必要と考えたスティーブ・ジョブズ(当時28歳)は、ペプシコ社の社長ジョン・スカリー(上記英文中の「he」)に照準を定め、彼をアップルに迎え入れようと何ヶ月も熱心に説得を続けていました。

ジョン・スカリーには安定した大企業のトップの座を捨ててアップルのような新興企業にやって来る気はなかったのですが、スティーブ・ジョブズは伝説となった次のセリフでジョン・スカリーを口説き落とすことに成功します。

「Do you want to spend the rest of your life selling sugared water, or do you want a chance to change the world?(このまま一生、砂糖水を売り続けていたいのですか?それとも僕と一緒に世界を変えるチャンスに賭けてみませんか?)」

この本では、このジョブズのセリフを現代ビジネス史上、最も有名な「挑戦状」と記載していて、上記引用文ではこのジョブズの「挑戦」が「the gauntlet Jobs had thrown down」と表現されています。

こうして1983年4月に、ジョン・スカリー(当時44歳)はアップルの新CEOに就任することを受諾するのですが、そのわずか2年後にスティーブ・ジョブズはジョン・スカリーによってアップルを追い出されることとなります。

実例9(パターン3):Insanely Great: The Life and Times of Macintosh, the Computer that Changed Everything (1994)(邦題『マッキントッシュ物語:僕らを変えたコンピュータ』、スティーブン・レヴィ = 著)より

It was a gauntlet tossed down to the concept that computer time was so precious that not a moment should be wasted.
クッキー・モンスターは明らかに「コンピュータの計算時間は貴重なもので、一秒足りともむだにすべきではない」という考え方への挑戦状であった

引用元:
(英語原著)Insanely Great: The Life and Times of Macintosh, the Computer that Changed Everything (1994) by Steven Levy; CHAPTER 3
(日本語版)『マッキントッシュ物語:僕らを変えたコンピュータ』(スティーブン・レヴィ = 著、武舎広幸 = 訳)、翔泳社(1994/2);第三章(PARCの天才たち)より
(英語原著Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間約2分50秒

この英文は、1970年代にゼロックスのパロアルト研究所(通称PARC)で開発された「Alto(アルト)」というコンピュータについて記載したものです。

「Alto(アルト)」はマウスによる操作を導入した初のコンピュータとして知られているのですが、1973年に完成したAltoの原型バージョンでは、スイッチを入れると最初にセサミストリートのキャラクターであるクッキー・モンスターが画面に表示されるようになっていました。

当時のコンピュータは今では考えられないほど少ないメモリで動いていて、しかも1台のコンピューターを複数の人が交代で使用するような時代でした。そのためクッキー・モンスターを表示している余裕などなかったのですが、それまでの全く融通の利かない機械との違いを強調するためにこのような遊び心が取り入れられたそうで、上記引用文ではこうした遊び心が「gauntlet tossed down to …」と表現されていて、ここでは「…への挑戦状」と訳されています。

Throw down the gauntletのまとめ

それでは、最後に以上の内容をまとめておきます。

throw down the gauntlet

throw down the gauntletのイメージ画像1です。

  • 由来:中世の騎士達は、相手に戦いを挑む際に相手の足元に「ガントレットを投げ下ろす(throw down the gauntlet)」ことによって挑戦の意思を表明していたことから。(「ガントレット」とは、戦闘の際に手を守るために装着する手袋状の防具、すなわち籠手[こて]のこと)
  • 意味:戦いを挑む、挑戦状を叩きつける、挑戦状を突きつける
  • 英語による定義:challenge someone; issue a challenge
  • 出現頻度:A[中頻度:高めの頻度で洋書に出てくる準必須の英語表現]
  • 出現パターン
    パターン1:throw down the gauntlet(基本型・最頻出パターン)
    パターン2:gauntletを主語にして受動態で使用するもの
    パターン3:gauntletを先行詞にして名詞節として使用するもの
  • 例文
    I threw down the gauntlet to the champion, but soon realized that I was biting off more than I could chew.
    私は、チャンピオンに戦いを挑みましたが、自分の手に余ることをしていることにすぐに気が付きました。
    The gauntlet was thrown down and he accepted the challenge.
    挑戦状が叩きつけられ、彼はその挑戦を受けて立ちました。
    They announced entry into the Japanese market. That was the gauntlet thrown down to us.
    彼らは日本市場への参入を発表しました。それは我々への挑戦状でした。

例文内で使用しているbite off more than one can chewについては以下の記事で詳しく解説しています。

今回は、以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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