洋書に出てくる英語表現0115:play hardball【おすすめ英語フレーズ編98】

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「洋書に出てくる英語表現」の第115回は、フレーズ編の第98回として「play hardball」を取りあげます。

目次
  1. Play hardballの意味と由来
  2. Play hardballの英語による定義
  3. 洋書におけるplay hardballの出現頻度
  4. Play hardballの年代分布
  5. Play hardballの出現パターン
  6. 洋書内の実例
    1. 実例1:The Facebook Effect: The Inside Story of the Company That Is Connecting the World (2010)(邦題『フェイスブック 若き天才の野望 5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた』、デビッド・カークパトリック = 著)より
    2. 実例2:Lean In (2013)(邦題『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』、シェリル・サンドバーグ = 著)より
    3. 実例3:Rich Dad’s Cashflow Quadrant: Guide to Financial Freedom (1998)(邦題『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる』、ロバート・キヨサキ + 公認会計士シャロン・レクター = 著)より
    4. 実例4:Business Stripped Bare: Adventures of a Global Entrepreneur (2008)(邦題『ヴァージン流:世界を変える非常識な仕事術』、リチャード・ブランソン = 著)より
    5. 実例5:ALL THE PRESIDENT’S MEN: THE MOST DEVASTATING POLITICAL DETECTIVE STORY OF THE 20TH CENTURY (1974)(邦題『大統領の陰謀〔新版〕』、ボブ・ウッドワード、カール・バーンスタイン = 著)より
    6. 実例6:Memory Man (2015)(邦題『完全記憶探偵(上・下)』、デイヴィッド・バルダッチ = 著)より
    7. 実例7:The Green Mile (1996)(邦題『グリーン・マイル』、スティーヴン・キング = 著)より
    8. 実例8:The Bookseller (2012)(邦題『古書店主』、マーク・プライヤー = 著)より
    9. 実例9:Deception Point (2001)(邦題『デセプション・ポイント (上・下)』、ダン・ブラウン = 著)より
  7. Play hardballのまとめ

Play hardballの意味と由来

直訳すると、「硬球でプレーする」となります。

ここでいう「硬球」とは野球の試合で使われる「硬式球」を指していて、「play hardball」は本来、次の文章のように「硬式球で野球をする」ことを意味します。

He played surprisingly little hardball then. He was smart, able, and hard-working, but, because of his background, there was no chance for college. Gradually he became too old for sandlot softball. When he turned twenty he was playing center field for a local hardball team for the first time.
ヘンリックは少年時代、硬式のベースボールはほとんどしていないというから驚きだ。頭もよく、勉強もできたし、まじめだったが、家庭の事情で大学進学は諦めなければならなかった。そのうち空き地でソフトボールをしている年でもなくなり、二〇歳のとき初めて地元のチームでセンターを守るようになった。

引用元:
(英語原著)Summer of ’49: The Yankees and the Red Sox in Postwar America (1989) by David Halberstam; CHAPTER 3
(日本語版)『男たちの大リーグ』(デヴィッド・ハルバースタム = 著、常盤新平 = 訳)、JICC出版局(1993/4)、宝島社(2000/6);第3章(ヤンキース、予想外の快進撃)より引用

日本では、「軟式球」や「準硬式球」を使った「硬式」以外の野球が広く普及していますので、この「hardball」という表現は「軟式球」と対比した表現だと思ってしまいがちですが、実はそうではありません。

「軟式」野球は日本で誕生したスポーツで世界的に広く普及しているわけではありませんので、この「hardball」という表現は競技名にもなっている「ソフトボール(softball)」と対比した表現ということになります。上の引用文でも、ヤンキースの往年のスター・プレーヤーであるトミー・ヘンリック外野手が少年時代に硬式野球をほとんどしておらず、ソフトボールをしていたことが記載されています。

「ソフトボール(softball)」のボールは「硬式球」と同じくらい硬いことからも分かるように、「硬式野球」がハードなスポーツで、「ソフトボール」がソフトなスポーツというわけでは決してないのですが、「ソフトボール」との対比から、「play hardball」は「情け容赦のない強硬な手段を取る」を意味するフレーズとして広く使用されるようになりました。

日本語では「情け容赦のない強硬な手段を取る」のほか、「強硬な姿勢に出る」、「強硬に振る舞う」、「真剣勝負をする」、「猛烈な攻撃を仕掛ける」などと訳されます。

また、スポーツに関係する文章では、「ハードなプレーをする」や「体を張ったプレーをする」といった意味でも使用されます。

Play hardballの英語による定義

behave aggressively and ruthlessly

洋書におけるplay hardballの出現頻度

A[中頻度:高めの頻度で洋書に出てくる準必須の英語表現]

(AAA[超高頻度]、AA[高頻度]、A[中頻度]、B[低頻度]、C[まれ]の5段階で評価)

Play hardballの年代分布

1974年 – 2018年*
(*当ブログで調査した1813年以降の洋書約1000冊のなかで、当該英語表現の使用が確認された洋書の発行年の範囲)

当ブログで調査した1813年以降に発行された約1000冊の洋書のなかで、当該表現の使用が確認された最も古い洋書は、1974年発行の『ALL THE PRESIDENT’S MEN(邦題:大統領の陰謀)』(ボブ・ウッドワード、カール・バーンスタイン = 著)で、最も新しい洋書は2018年発行の『Early Riser(邦題:雪降る夏空にきみと眠る)』(ジャスパー・フォード = 著)でした。

Play hardballの出現パターン

play hardballの用法に特に出現パターンと言えるような特別な型は見当たりません。

例文を挙げると次のようになります。

例文115-1)
It seems that they are going to play hardball with us. We also have to pull out all the stops.
彼らは我々に真剣勝負を挑んでくるつもりのようです。我々も全力で臨まなければなりません。

pull out all the stops”については以下の記事で詳しく解説しています。

例文115-2)
Japan should play hardball with some foreign countries to preserve its national interests.
日本は、国益を守るために一部の諸外国に対しては強硬な手段を取る必要があります。

洋書内の実例

play hardballのイメージ画像2です。

それでは、実際に洋書内にみられるplay hardballの使用例を紹介していきます。

実例1:The Facebook Effect: The Inside Story of the Company That Is Connecting the World (2010)(邦題『フェイスブック 若き天才の野望 5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた』、デビッド・カークパトリック = 著)より

His father was telling him to play hardball,” says Parker, “but this is not somebody who should be playing hardball.”
パーカーの見解はこうだ。
奴の父親が高飛車に出て一歩も引くなとネジを巻いていたんだ。しかしスタートアップの起業というのはそういうことでうまく行くもんじゃない」

引用元:
(英語原著)The Facebook Effect: The Inside Story of the Company That Is Connecting the World (2010) by David Kirkpatrick; 2 Palo Alto
(日本語版)『フェイスブック 若き天才の野望 5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた』(デビッド・カークパトリック = 著、滑川 海彦・高橋 信夫 = 訳)、日経BP社(2011/1);第2章(パロアルト)より引用
(英語Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間2分30秒

世界最大のSNSである「ザ・フェイスブック」(2005年9月に「フェイスブック」に改名)は、2004年にハーバード大学の学生であったマーク・ザッカーバーグとエドゥアルド・サベリンによって立ち上げられました。エドゥアルド・サベリンはブラジルの裕福な実業家の息子で、上記引用文の「奴」とはその「エドゥアルド・サベリン」を指していて、「奴の父親」とはブラジルで事業を行なっているサベリンの父親を指しています。また、「パーカー」とは、ファイル共有サービスNapsterの創立者で、フェイスブックの初代社長でもあるショーン・パーカーを指しています。

マーク・ザッカーバーグはフェイスブックが軌道に乗り始めるとハーバード大学のあるマサチューセッツ州からスタートアップ企業の集まるシリコンバレー北部のパロアルトに本拠を移して、学業そっちのけでフェイスブックの運営に全精力を傾けます。しかし、エドゥアルド・サベリンは父親の影響もあって学業を放棄する気はさらさらなく、マーク・ザッカーバーグらの「パロアルト組」とは離れて学業と並行しながらパートタイムでフェイスブックの運営に携わるようになります。

そうした距離や情熱の差から、マーク・ザッカーバーグとエドゥアルド・サベリンの2人は次第に意見が大きく食い違うようになるのですが、エドゥアルド・サベリンはフェイスブックの設立に際して資金を提供し、フェイスブックの株式の30パーセントを保有していたため、やり手の実業家である父親の入れ知恵もあって、強硬な姿勢に出ます。

上記引用文では、そうしたエドゥアルド・サベリンの強硬な姿勢が「play hardball」を用いて表現されていて、ここでは「高飛車に出て一歩も引かない」と訳されています。

The firm is known in the Valley for a certain humorlessness and a willingness to play hardball.
同時にシリコンバレーではセコイアは情け容赦ないビジネスのやり方で有名だった。

引用元:
(英語原著)The Facebook Effect: The Inside Story of the Company That Is Connecting the World (2010) by David Kirkpatrick; 4 Fall 2004
(日本語版)『フェイスブック 若き天才の野望 5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた』(デビッド・カークパトリック = 著、滑川 海彦・高橋 信夫 = 訳)、日経BP社(2011/1);第4章(2004年、秋)より引用

【単語ノート】
humorlessness [ˈhjumərləsnəs/ˈhjuːmələsnəs] = ユーモアのないこと、くそまじめなこと

2004年11月、フェイスブックは誕生からわずか約10ヶ月でユーザー数が100万人を突破します。それを受けて、フェイスブックの周りには成功に少しでもあやかろうと多くの投資家が集まります。

そうした「求愛者」のひとりがベンチャーキャピタルの名門である「セコイア・キャピタル」で、上記引用文ではそのセコイアの「情け容赦ないビジネスのやり方」が「play hardball」を用いて表現されています。

実例2:Lean In (2013)(邦題『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』、シェリル・サンドバーグ = 著)より

I could play hardball, but then maybe Mark would not want to work with me.
強硬な姿勢に出たら、マークはこんな女と一緒に働きたくないと思うかもしれない。

引用元:
(英語原著)Lean In (2013) by Sheryl Sandberg; 3 Success and Likeability
(日本語版)『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』(シェリル・サンドバーグ = 著、村井章子 = 訳)、日本経済新聞出版社(2013/6/26);3(できる女は嫌われる)より引用
(英語原著Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間約3分40秒

2008年3月、グーグルの上級幹部であったシェリル・サンドバーグは、フェイスブックに引き抜かれ、同社の最高執行責任者(COO)に就任します。上記引用文は、その際の契約交渉について記載したもので、主語の「I」はシェリル・サンドバーグ、「Mark」はフェイスブックの創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグを指しています。

マーク・ザッカーバーグから最初に提示された条件は妥当なもので、シェリル・サンドバーグはオファーを受け入れる準備ができていたのですが、夫や義理の弟からはタフな交渉をして少しでも良い条件を勝ち取るべきだとアドバイスされます。

しかし、フェイスブックに行きたくてたまらなかったシェリル・サンドバーグは、マーク・ザッカーバーグの出した条件を拒絶することでこの話が流れてしまうことを恐れていました。

上記英文では、その時のシェリル・サンドバーグの心境が「play hardball」を用いて表現されていて、ここでは「強硬な姿勢に出る」と訳されています。

シェリル・サンドバーグは内心では「断られたらどうしよう」とくよくよしながらも、夫や義理の弟のアドバイスに従い、勇気を出してマーク・ザッカーバーグの出した条件をきっぱりと拒絶します。その結果、シェリル・サンドバーグはより良い条件を勝ち取るとともに、自分がタフな交渉のできる人間だということを示したということです。

実例3:Rich Dad’s Cashflow Quadrant: Guide to Financial Freedom (1998)(邦題『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる』、ロバート・キヨサキ + 公認会計士シャロン・レクター = 著)より

Recently, I was negotiating for a large piece of real estate. The seller was playing hardball and changing the terms at the closing.
最近私は大きな不動産を購入する交渉に臨んだ。売り手はかなり強引で、契約を取り交わす段になっても条件をころころ変え続けた。

引用元:
(英語原著)Rich Dad’s Cashflow Quadrant: Guide to Financial Freedom (1998); The 7 Steps To Finding Your Financial Fast Track
(日本語版)『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる』(ロバート・キヨサキ + 公認会計士シャロン・レクター = 著、白根美保子 = 訳)、筑摩書房(2001/6);第十一章(ラットレースから抜け出すための七つのステップ)より引用
(英語原著Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間約5分

実例4:Business Stripped Bare: Adventures of a Global Entrepreneur (2008)(邦題『ヴァージン流:世界を変える非常識な仕事術』、リチャード・ブランソン = 著)より

Yes, Coca-Cola played hardball against us. But we had already lost. We still produce Virgin soft drinks, but in a much more targeted and niche way. And Virgin Cola is still the number-one cola drink — in Bangladesh!
確かに、コカ・コーラは猛烈な攻撃をしかけてきた。けれども、われわれはその時点ですでに負けていた。今でも、ヴァージンはソフトドリンクを作り続けてはいる。しかしそれは、販売する相手をもっと絞り込んだニッチなビジネスだ。ヴァージン・コーラは今でもコーラ飲料のナンバーワンだ、バングラデシュでは。

引用元:
(英語原著)Business Stripped Bare: Adventures of a Global Entrepreneur (2008) by Richard Branson; 4 Learning from Mistakes and Setbacks
(日本語版)『ヴァージン流:世界を変える非常識な仕事術』(リチャード・ブランソン = 著、植山周一郎/宮本喜一 = 訳)、エクスナレッジ(2009/5);第四章(間違いや挫折から学ぶ)より
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【単語ノート】
niche [nɪʧ] = すき間、すき間の、ニッチな

イギリスの実業家、リチャード・ブランソン率いるヴァージングループは、1994年にソフトドリンク事業に参入して「ヴァージン・コーラ」を発売します。上記英文では、その時のコカ・コーラの強硬な対応が「play hardball」を用いて表現されていて、ここでは「猛烈な攻撃をしかけてきた」と訳されています。

実例5:ALL THE PRESIDENT’S MEN: THE MOST DEVASTATING POLITICAL DETECTIVE STORY OF THE 20TH CENTURY (1974)(邦題『大統領の陰謀〔新版〕』、ボブ・ウッドワード、カール・バーンスタイン = 著)より

And, he presumed aloud, the reporters realized the implications of such a story, that John Mitchell was not someone to be trifled with, that now they were playing real hardball? Bradlee was not interrogating them. He was administering an oath.
そして、ブラッドリーは自分の意見を述べた。二人の記者は、こうした記事がどんな意味を持つかを知っているはずだ。ジョン・ミッチェルは与しやすい相手ではない。真剣勝負をするつもりだね? ブラッドリーは二人に質問しているのではなかった。覚悟のほどを披瀝(ひれき)したのだ。

引用元:
(英語原著)ALL THE PRESIDENT’S MEN: THE MOST DEVASTATING POLITICAL DETECTIVE STORY OF THE 20TH CENTURY (1974) by Carl Bernstein and Bob Woodward; Chapter 5
(日本語版)『大統領の陰謀〔新版〕』(ボブ・ウッドワード、カール・バーンスタイン = 著、常盤 新平 = 訳)、早川書房; 新版(2018/9/5);5(ミッチェルの伝言)より
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【単語ノート】
trifle with = もてあそぶ、おもちゃにする
interrogate = 尋問する、質問する
oath = 誓い、誓約
administer an oath = 誓いを立てる、宣誓する

This is the hardest hardball that’s ever been played in this town. We all have to be very careful, in the office and out. I don’t want to know anything about your personal lives, that’s your business.”
これはワシントンでは空前の真剣勝負だ。われわれは社の内外でいやが上にも慎重でなければならない。きみたちの私生活について、わたしは何も知りたくない。それはきみたちの問題だ」

引用元:
(英語原著)ALL THE PRESIDENT’S MEN: THE MOST DEVASTATING POLITICAL DETECTIVE STORY OF THE 20TH CENTURY (1974) by Carl Bernstein and Bob Woodward; Chapter 8
(日本語版)『大統領の陰謀〔新版〕』(ボブ・ウッドワード、カール・バーンスタイン = 著、常盤 新平 = 訳)、早川書房; 新版(2018/9/5);8(ホワイト・ハウスの反撃)より

実例6:Memory Man (2015)(邦題『完全記憶探偵(上・下)』、デイヴィッド・バルダッチ = 著)より

“How complicated?” asked Bogart. When Marshall said nothing, Bogart said, “I don’t want to play hardball, but I can have a subpoena here in an hour. But in that time these people might kill again.”
「どのように複雑なんですか」ボガートが訊いたが、マーシャルは黙っている。「こういうことは言いたくありませんが、一時間もあれば令状を取ることもできます。だが、そのあいだにまた犠牲者が出るかもしれません」ボガートは言った。

引用元:
(英語原著)Memory Man (2015) by David Baldacci; Chapter 51
(日本語版)『完全記憶探偵(上・下)』(デイヴィッド・バルダッチ = 著、関麻衣子 = 訳)、竹書房(2016/12);51より引用。Kindle Unlimited会員の方は¥0で読めます(2020/9/29確認)。(Kindle Unlimited 無料体験
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【単語ノート】
subpoena [səˈpinə] = 召喚状、召喚令状、呼び出し状、出頭命令

実例7:The Green Mile (1996)(邦題『グリーン・マイル』、スティーヴン・キング = 著)より

“You’re going on to Briar Ridge and we’re going to leave you alone until you go,” I said. “Do you want to leave it at that, Percy, or do you want to play hardball with us?
「おまえはすぐにブライアー・リッジ病院に転属になるし、その日が来るまで、わたしたちはおまえに手出しをしない」わたしはいった。「そうなってほしいか? それとも、わたしたちとの真剣勝負が望みか?

引用元:
(英語原著)The Green Mile (1996) by Stephen King; Part Six: Coffey on the Mile
(日本語版)『グリーン・マイル』(スティーヴン・キング = 著、白石 朗 = 訳)、新潮社(2000/1);闇の彼方へ、より引用

実例8:The Bookseller (2012)(邦題『古書店主』、マーク・プライヤー = 著)より

“I’m afraid I don’t know,” said Hugo, “but the unpleasant thought occurred to me that Max was going to play hardball with your father, to extort a significant amount of money for the book and for his silence.
「残念ながら、わからない」ヒューゴーは答えた。「でも嫌な考えがふと浮かんだんだ。マックスはきみのお父さんに対して、強硬手段を取ろうとしていたのかもしれない。本と沈黙の代償として、かなりの額の金を要求しようとしていたのではないだろうか。

引用元:
(英語原著)The Bookseller (2012) by Mark Pryor; CHAPTER THIRTY-FIVE
(日本語版)『古書店主』(マーク・プライヤー = 著、澁谷正子 = 訳)、早川書房(2013/12);35より
(英語Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間5分

【単語ノート】
extort = ゆする、ゆすり取る、奪い取る

実例9:Deception Point (2001)(邦題『デセプション・ポイント (上・下)』、ダン・ブラウン = 著)より

“My suggestion is that you meet with him. Commit to nothing. Once the President tells you what the hell is on his mind, call me. If I think he’s playing political hardball with you, trust me, I’ll pull you out so fast the man won’t know what hit him.”
「ひとまず会ってみたらどうだろう。ただしどんな約束も交わしてはいけない。大統領の真意がわかったらすぐに連絡してくれ。政治がらみの難題を吹っかけられているとわたしが判断したら、大統領の目にも留まらぬうちにかならずきみを救い出す」

引用元:
(英語原著)Deception Point (2001) by Dan Brown; 4
(日本語版)『デセプション・ポイント (上・下)』(ダン・ブラウン = 著、越前敏弥 = 訳)、角川書店(2006/10);上巻・4より引用
(英語Audible版)Audible-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間9分57秒

Play hardballのまとめ

それでは、最後に以上の内容をまとめておきます。

play hardball

play hardballのイメージ画像1です。

  • 由来: 直訳すると「硬球でプレーする」となります。硬球でプレーする硬式野球とソフトボールとの対比から生まれた表現。
  • 意味: 情け容赦のない強硬な手段を取る、強硬な姿勢に出る、真剣勝負をする
  • 英語による定義:behave aggressively and ruthlessly
  • 出現頻度:A[中頻度:高めの頻度で洋書に出てくる準必須の英語表現]
  • 出現パターン:特に出現パターンと言えるような特別な型は見当たりません。
  • 例文
    It seems that they are going to play hardball with us. We also have to pull out all the stops.
    彼らは我々に真剣勝負を挑んでくるつもりのようです。我々も全力で臨まなければなりません。
    Japan should play hardball with some foreign countries to preserve its national interests.
    日本は、国益を守るために一部の諸外国に対しては強硬な手段を取る必要があります。

今回は、以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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