洋書に出てくる英語表現0030:skeleton in the closet【おすすめ英語フレーズ編22】

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「洋書に出てくる英語表現」の第30回は、フレーズ編の第22回として「skeleton in the closet」を取り上げます。

目次
  1. Skeleton in the closetの意味と由来
  2. Skeleton in the closetの英語による定義
  3. 洋書におけるskeleton in the closetの出現頻度
  4. Skeleton in the closetの年代分布
  5. Skeleton in the closetの出現パターン
  6. 洋書内の実例
    1. 実例1(パターン1): Audrey Hepburn (1996)(邦題『オードリー・ヘップバーン[上・下]』、永井淳=訳)より
    2. 実例2(パターン1):STEVE JOBS: THE BIOGRAPHY (2011)(邦題『スティーブ・ジョブズ』、ウォルター・アイザックソン = 著)より
    3. 実例3(パターン1):TOM CRUISE: AN UNAUTHORIZED BIOGRAPHY (2008)(邦題『トム・クルーズ 非公認伝記』、アンドリュー・モートン = 著)より
    4. 実例4(パターン2):TOM CRUISE: AN UNAUTHORIZED BIOGRAPHY (2008)(邦題『トム・クルーズ 非公認伝記』、アンドリュー・モートン = 著)より
    5. 実例5(パターン2):Smoking Ears and Screaming Teeth (2010)(邦題『世にも奇妙な人体実験の歴史』、トレヴァー・ノートン = 著)より
    6. 実例6(パターン3):Strong Poison (1930)(邦題『毒』、ドロシー・セイヤーズ = 著)より
    7. 実例7(パターン3):The TRUTH: An Uncomfortable Book About Relationships (2015)(邦題『ザ・ゲーム — 4イヤーズ』、ニール・ストラウス = 著)より
    8. 実例8(パターン3):My Autobiography (1964)(邦題『チャップリン自伝』、チャップリン = 著)より
    9. 実例9(パターン4):Allen Iverson: Fear no One (2001)(邦題『アレン・アイバーソン自伝 — もうなにも恐れない』、ジョン・スモールウッド = 著)より
    10. 実例10(パターン4):Dreams from My Father (2004)(邦題『マイ・ドリーム バラク・オバマ自伝』、バラク・オバマ = 著)より
    11. 実例11(パターン4):THE SECRET LANGUAGE OF YOUR BODY (2004)(邦題『体が伝える秘密の言葉:心身を最高の健やかさへと導く実践ガイド 』、イナ・シガール = 著)より
    12. 実例12(パターン4):Sleeping Murder (1976)(邦題『スリーピング・マーダー:ミス・マープル最後の事件 』、アガサ・クリスティー = 著)より
  7. Skeleton in the closetのまとめ

Skeleton in the closetの意味と由来

この「skeleton in the closet」という表現は、直訳すると「押入れの中の骸骨」となるのですが、「(一家や身内、一個人の)恥ずべき秘密」を意味するフレーズとして広く使われています。

よく「殺人後に遺体(骸骨)を押入れに隠していたこと」に由来するというような説明をみかけるのですが、由来は定かではありません。諸説あるのですが、ここでは私のお気に入りの説を1つ紹介しておきます。

イギリスでは、1832年にAnatomy Act(解剖法)が制定されるまで研究のために遺体を解剖することは認められていませんでした。そこで医師たちが研究のために行なっていたのが遺体の闇取引で、医師たちは墓泥棒たちが墓から掘り起こしてきた埋葬後間もない遺体を闇で取引して、それを研究材料として使用していたといいます。しかし、問題となるのは研究後の遺体の処分で、医師たちは、それらを再度墓に戻すわけにもいかなかったため、骸骨を「恥ずべき秘密」として押入れにしまっていたという説です。

ちなみに、1832年にAnatomy Act(解剖法)が制定されるに至った経緯ですが、その裏には連続殺人事件があったといいます。つまり、「死亡後できるだけ時間の経っていない新鮮な遺体が欲しい医師」と「墓を掘り起こす手間を省きたい墓泥棒」の利害が一致して、医師への遺体提供を目的に次から次へと人を殺す連続殺人が起きるようになり、それが社会問題化してAnatomy Actが制定されたということです。

なお、この「skeleton in the closet」という表現は、1800年代の初期にイギリスで生まれたと言われているのですが、イギリスでは「closet」が「water closet (WC;公衆便所、水洗便所)」の意味で使われることがあるため、「closet」の替わりに「cupboard」が使われるようになったと考えられています。

Skeleton in the closetの英語による定義

a shameful secret

洋書におけるskeleton in the closetの出現頻度

AA[高頻度: 高い頻度で洋書に出てくる必須の英語表現]
(AAA[超頻出]、AA[高頻度]、A[中頻度]、B[低頻度]、C[まれ]の5段階で評価)

Skeleton in the closetの年代分布

1922年 – 2017年*
(*当ブログで調査した1813年以降の洋書約1000冊のなかで、当該英語表現の使用が確認された洋書の発行年の範囲)

当ブログで調査した1813年以降に発行された約1000冊の洋書のなかで、当該表現の使用が確認された最も古い洋書は、1922年発行の『The Red House Mystery(邦題:赤い館の秘密 )』(A.A.ミルン = 著)で、最も新しい洋書は2017年発行の『Kong: Skull Island – The Official Movie Novelization(邦題:キングコング 髑髏島の巨神)』でした。

このように当ブログの独自調査では1922年が最も古い使用例でしたが、既に記載したようにこの表現が生まれたのは1800年代初期のイギリスで、実際に1800年代の多くの書籍にこの表現の使用がみられるそうです。

Skeleton in the closetの出現パターン

skeleton in the closetの出現パターンは主に以下の4つに分類されます。

パターン1:skeleton in the closet(主に米国)
パターン2:skeleton in the cupboard(主に英国)
パターン3:family skeletonなどfamilyとともに使用されるもの
パターン4:さまざまな応用型

まず最初のパターン1は、主に米国で使われる「skeleton in the closet」です。
例文を挙げると

例文30-1)
I dropped out of high school, but I’ve never thought it was a skeleton in the closet.
私は、高校を中退しましたが、それを恥ずべき秘密と思ったことは一度もありません。

のようになります。

次の文のようにskeletonが複数形で使われたり、「in the closet」の部分が「in someone’s closet」の形で出てくることもあります。

例文30-2)
I don’t have any skeletons in my closet.
私には隠し事は何もありません。

パターン2は、主に英国で使われる「skeleton in the cupboard」です。意味や用法の上で「skeleton in the closet」との間に違いはありません。

例文30-3)
I think it is true that every man has a skeleton or two in the cupboard.
どんな男の人でも恥ずべき秘密を1つや2つ持っているというのは本当だと私は思います。

次のパターン3は、「family skeleton」や「family skeleton in the closet」、「skeleton in the family closet」のように「family」とともに使用されて、特に「家族の恥」の意味で使用されるものです。例文を挙げると次のようになります。

例文30-4)
He thinks his son is the family skeleton in the closet.
彼は息子のことを一家の恥だと思っています。

パターン4のさまざまな応用型については、次の「洋書内の実例」の中で紹介します。

洋書内の実例

skeleton in the closetのイメージ画像2です。

それでは、実際に洋書内にみられるskeleton in the closetの使用例を紹介していきます。

まずは、パターン1から紹介します。

パターン1:skeleton in the closet(主に米国)

実例1(パターン1): Audrey Hepburn (1996)(邦題『オードリー・ヘップバーン[上・下]』、永井淳=訳)より

Rob Wolders has a strong opinion on the subject: It’s not true Audrey was trying to hide the truth about him over the years, or that she thought of him as a skeleton in the closet.
ロブ・ウォルダースがその点に関して意見を述べている。
オードリーが長い間父親に関する真実を隠そうとしてきたとか、彼を身内の恥だと思っていたというのは事実ではない。

引用元:
(英語原著)Audrey Hepburn (1996) by Barry Paris; CHAPTER 9 Dutch Treat (1980-1989)
(日本語版)『オードリー・ヘップバーン[上・下]』(バリー・パリス = 著、永井淳=訳)、集英社(1998/5);下巻・第9章 オランダのごちそう(一九八〇 – 一九八九年) より引用

オードリー・ヘップバーンと父ジョセフ・ヘップバーンとの関係はとても複雑なものでした。父ジョセフが過激なナチズムの信奉者となり、オードリーが6歳だった1935年に家庭を捨てて家を出て行ったからです。

戦後、オードリーは赤十字を通して父親の生存を突き止め、1959年に再会を果たすのですが、オードリーは父親を恨むどころか、父親に対して人並みはずれて優しかったといいます。

オードリーの晩年のパートナーであったロブ・ウォルダースがこうしたオードリー・ヘップバーンと父ジョセフとの関係について語っているのがこの引用文で、ここでは「skeleton in the closet」が「身内の恥」と訳されています。

実例2(パターン1):STEVE JOBS: THE BIOGRAPHY (2011)(邦題『スティーブ・ジョブズ』、ウォルター・アイザックソン = 著)より

“I’ve done a lot of things I’m not proud of, such as getting my girl friend pregnant when I was twenty-three and the way I handled that,” he said. “But I don’t have any skeletons in my closet that can’t be allowed out.
「23でガールフレンドを妊娠させ、それにどう対処したかなど、僕は、人様に誇れないこともたくさんしてきたよ。でも、「これだけは外に出せない秘密」なんてものはないんだ

引用元:
(英語原著)Steve Jobs (2011) by Walter Isaacson; INTRODUCTION
(日本語版)『スティーブ・ジョブズ(I・II)』(ウォルター・アイザックソン = 著、井口耕二 = 訳)、講談社(2011/10-11);「はじめに」より引用
(英語原著Audible版)Audible版-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間5分

1978年(スティーブ・ジョブズ当時23歳)、ジョブズの高校時代からのガールフレンドのクリスアン・ブレナンが第1子を出産します。ジョブズは父親であることを否定していましたが、出産の3日後にやってきてブレナンとふたりで生まれた女の子にリサ・ニコール・ブレナンと名付けます。

ジョブズはその後も父親であることを否定し続けていましたが、翌年に父子鑑定の実施を受け入れ、ジョブズがリサの父親である確率は94%超との結果が出ます。ジョブズはこの結果が出ても、なお自分が父親ではない可能性がかなりあると主張していて、上記の引用文はこうしたジョブズの対応のことを指しています。

実例3(パターン1):TOM CRUISE: AN UNAUTHORIZED BIOGRAPHY (2008)(邦題『トム・クルーズ 非公認伝記』、アンドリュー・モートン = 著)より

Again Tom denied that he had any skeletons in his closet that could embarrass him.
トムはふたたび否定し、恥じるような過去の秘密は一切ないと答えた。

引用元:
(英語原著)TOM CRUISE: AN UNAUTHORIZED BIOGRAPHY (2008) by Andrew Morton; CHAPTER 8
(日本語版)『トム・クルーズ 非公認伝記』(アンドリュー・モートン = 著、小浜 杳 = 訳)、青志社(2008/2);8(ニコール・キッドマンとの破局)より引用

1997年10月、トム・クルーズとニコール・キッドマンの結婚は二人の同性愛を隠蔽するために計画された便宜上の関係だという記事がサンデー・エクスプレス紙に掲載されます。

これを受けてトム・クルーズは名誉毀損訴訟の手続きに入りますが、訴訟に踏みきればトム・クルーズが証言台に立って、ニコール・キッドマンとの性生活や過去に性的な関係を持った相手のことなど、厳しい質問に答えなければならなくなります。

そのため、弁護士のカーマンは、トム・クルーズに対し、裁判で質問されては困るような肉体関係などを過去に持ったことはあるかどうか尋ねます。

それに対するトム・クルーズの返答について記載したのがこの引用文で、「恥じるような過去の秘密」が「skeletons in his closet that could embarrass him」と表現されています。

 

次は主に英国で使われる「skeleton in the cupboard」です。

パターン2:skeleton in the cupboard(主に英国)

実例4(パターン2):TOM CRUISE: AN UNAUTHORIZED BIOGRAPHY (2008)(邦題『トム・クルーズ 非公認伝記』、アンドリュー・モートン = 著)より

With Pellicano digging for dirt, DiSabatino needed to know if there were any skeletons in his client’s sexual cupboard.
ペリカーノが醜聞を求めて嗅ぎまわっているなか、ディ・サバティーノは自分の顧客に性的な隠し事がないかどうかを知っておく必要があった。

引用元:
(英語原著)TOM CRUISE: AN UNAUTHORIZED BIOGRAPHY (2008) by Andrew Morton; CHAPTER 9
(日本語版)『トム・クルーズ 非公認伝記』(アンドリュー・モートン = 著、小浜 杳 = 訳)、青志社(2008/2);9(泥沼離婚とゲイ疑惑)より引用

【単語ノート】
dirt = よこれ、ごみ;スキャンダル

再び、『トム・クルーズ 非公認伝記』からの引用です。

今度は、トム・クルーズとニコール・キッドマンの離婚訴訟に関する記述です。

「ペリカーノ」とは、トム・クルーズが離婚訴訟に向けてニコール・キッドマンの私生活を調査するために雇った悪名高い私立探偵のことで、「ディ・サバティーノ」とはニコール・キッドマンが雇い入れた私立探偵のことです。そして、「client(顧客)」はサバティーノの顧客であるニコール・キッドマンのことを指しています。

この引用文では、「skeleton in the cupboard」にsexualという形容詞を加えることによって「性的な隠し事」という意味で使われています。

実例5(パターン2):Smoking Ears and Screaming Teeth (2010)(邦題『世にも奇妙な人体実験の歴史』、トレヴァー・ノートン = 著)より

On their arrival a welcoming official advised them that there was ‘no reason to disturb the skeleton in the cupboard‘.
調査団を迎え入れたロシア政府要人は、「押入に隠してある骸骨」はそっとしておいたほうがいいとアドバイスした。

引用元:
(英語原著)Smoking Ears and Screaming Teeth (2010) by Trevor Norton; The Disease Detectives
(日本語版)『世にも奇妙な人体実験の歴史』(トレヴァー・ノートン = 著、赤根洋子 = 訳)、文藝春秋(2012/7/6);第7章(炭疽菌をばら撒いた研究者 — 未知の病気)より引用

1979年、ソ連の都市スヴェルドロフスク(Sverdlovsk)で炭疽病が流行しました。ソ連政府は、この炭疽病流行は住民が汚染された肉を食べたことによるもので、生物兵器とは何の関係もないと発表しますが、生物・化学兵器を禁止した国際条約をソ連が遵守しているのかどうかについて疑惑が消えることはありませんでした。

情報公開(グラスノスチ)のおかげで、この炭疽病流行から13年後の1992年にようやくアメリカの調査団がスヴェルドロフスクを訪問することができたのですが、上記引用文にあるように、その際にロシア政府要人が「押入れに隠してある骸骨(the skeleton in the cupboard)」はそっとしておいたほうがいいとアドバイスしたとのことです。

 

次は「family」とともに使用するパターン3です。

パターン3:family skeletonなどfamilyとともに使用されるもの

実例6(パターン3):Strong Poison (1930)(邦題『毒』、ドロシー・セイヤーズ = 著)より

“Well I’ve found the draft for you, said Mr. Urquhart pleasantly. “You can cast your eye on it while I drink my coffee, if you’ll excuse my going on. It exposes the family skeleton a little, but it’s all Ancient history now.”
「ところで、あなたにお見せする遺書の草案は見つけときましたよ」アークハート氏が朗らかに言った。「失礼してよろしければ、私がコーヒーを飲んでる間にご覧になっていただけるでしょう。一族の間の内証事がすこし暴露されるわけですが、それにしても、もう古い話ですからね」

引用元:
(英語原著)Strong Poison (1930) by Dorothy L. Sayers; CHAPTER XI
(日本語版)『』(ドロシー・セイヤーズ = 著、井上 一夫 = 訳)、グーテンベルク21(2006/12);第十一章より引用

【単語ノート】
draft = 草案
pleasantly [ˈplɛzəntli/ˈplɛzntli] = 愉快に、楽しそうに、朗らかに
ancient history [ˈeɪnʧənt ˈhɪstəri] = 古代史;昔のこと、とっくの昔に済んだこと

実例7(パターン3):The TRUTH: An Uncomfortable Book About Relationships (2015)(邦題『ザ・ゲーム — 4イヤーズ』、ニール・ストラウス = 著)より

Every family has a skeleton in the closet.
You may know your family’s skeleton. You may even be that skeleton. Or you may think that your family is different, that it’s the exception, that you’re one of the lucky ones with a perfect set of parents and no dark family secrets. If so, then you just haven’t opened the right closet door yet.
どんな一家にも知られたくない恥部がある。
家族の恥部に気づいている人もいるだろう。君自身が恥部かもしれない。あるいは、うちに限ってそんなものはないと思っているだろうか。自分の家族は例外だ。両親はそろって立派だし、後ろめたい秘密なんて一つもないと。だとしたら、恥部の所在が分かっていないだけだ。

引用元:
(英語原著)The TRUTH: An Uncomfortable Book About Relationships (2015) by Neil Strauss; PROLOGUE: The Hand You Are Dealt Face Down
(日本語版)『ザ・ゲーム — 4イヤーズ』(ニール・ストラウス = 著、永井 二菜 = 訳)、パンローリング(2017/2);プロローグ — 伏せたカード、より引用。Kindle Unlimited会員の方は¥0で読めます(2020/6/26確認)。(Kindle Unlimited 無料体験
(英語原著Audible版)Audible版-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間5分

『ザ・ゲーム — 4イヤーズ』という本のプロローグの冒頭部分からの引用です。

何とも意味深な書き出しから始まるこの本ですが、著者のニール・ストラウス氏も、この引用文のように、自分の家族はノーマルだとずっと信じていたといいます。ところが、まだ10代の後半だったある日、エッチなビデオがないか父親の部屋のクローゼットを漁っていたところ、とんでもないビデオを見つけてしまったといいます。

世の中にはいろんな性癖の人がいますが、私は世の中にこんな性癖を持つ人がいるなんて思ってもみませんでした。全く初耳のジャンルでした。

まさに「family skeleton in the closet」です。

ネタバレがこのサイトの目的ではないので、ここではそのビデオの内容を書きませんが、気になった方は是非お読みになると良いと思います。

実例8(パターン3):My Autobiography (1964)(邦題『チャップリン自伝』、チャップリン = 著)より

Grandma was half gypsy. This fact was the skeleton in our family cupboard.
祖母にはジプシーの血が半分流れていた。このことは一家の秘密とされていた。

引用元:
(英語原著)My Autobiography (1964) by Charlie Chaplin; Chapter One
(日本語版)『チャップリン自伝』(チャップリン = 著、中野好夫 = 訳)、新潮社(1981);上巻(若き日々) 、第1章より引用

 

最後は、さまざまな応用型のパターン4です。

パターン4:さまざまな応用型

実例9(パターン4):Allen Iverson: Fear no One (2001)(邦題『アレン・アイバーソン自伝 — もうなにも恐れない』、ジョン・スモールウッド = 著)より

For Allen, all the skeletons were being dragged out of the closet again — his earlier arrest, his questionable friends, his thug image.
アレンに関して言えば、封印されていたあれこれ — 17歳の時の逮捕の一件、問題視される友人たち、チンピラというイメージ — がまたしても引きずり出されはじめた

引用元:
(英語原著)Allen Iverson: Fear no One (2001) by John Smallwood; 12 Trouble with the Law
(日本語版)『アレン・アイバーソン自伝 — もうなにも恐れない』(ジョン・スモールウッド = 著、島本和彦 = 監訳)、イーストプレス(2007/12);12(法的トラブル)より引用

【単語ノート】
thug [θʌg] = 暴漢、やくざ、悪党

「Allen」とは、NBAのフィラデルフィア・76ersなどで活躍したアメリカの元プロバスケットボール選手、アレン・アイバーソン(Allen Iverson)のことを指しています。

実例10(パターン4):Dreams from My Father (2004)(邦題『マイ・ドリーム バラク・オバマ自伝』、バラク・オバマ = 著)より

These men knew the country, though, or parts of it anyway, the closets where the skeletons were buried. Over lunch or casual conversation they would share with her things she couldn’t learn in the published news reports.
しかし彼らはインドネシアの内部事情を少なからず知っていた。昼食を一緒に食べながら、あるいは他愛のない会話のなかで、ニュースでは知ることのできないような事情を教えてくれた。

引用元:
(英語原著)Dreams from My Father (2004) by Barack Obama; CHAPTER TWO
(日本語版)『マイ・ドリーム バラク・オバマ自伝』(バラク・オバマ = 著、白倉三紀子/木内裕也 = 訳)、ダイヤモンド社(2007/12);第二章(インドネシア)より引用
(英語原著Audible版)Audible版-要約版一冊無料!Audible無料体験);Audible版はオバマ氏本人が朗読しています。サンプルだけでも聴く価値アリです。

実例11(パターン4):THE SECRET LANGUAGE OF YOUR BODY (2004)(邦題『体が伝える秘密の言葉:心身を最高の健やかさへと導く実践ガイド 』、イナ・シガール = 著)より

What skeletons are you keeping in the closet? What pain have you not resolved from past friendships and relationships?
あなたはどんな秘密を抱えていますか? 心の奥底にしまっているものは? 過去の友人関係や人間関係で、未解決の嫌な思い出がありますか?

(中略)

As you let go of past pain, observe that the skeletons you have been keeping in your closet have dissolved and no longer drain your energy.
過去の傷を手放して、隠していた思いや秘密が消え去っていく様子を観察しましょう。もうこの思いはあなたのエネルギーを消耗させません。

引用元:
(英語原著)THE SECRET LANGUAGE OF YOUR BODY (2010) by Inna Segal; I. The Secret Language of Your Body
(日本語版)『体が伝える秘密の言葉:心身を最高の健やかさへと導く実践ガイド』(イナ・シガール = 著、ビズネア磯野敦子 = 監修、采尾英理 = 訳)、ナチュラルスピリット(2014/6);第一章(体が伝える秘密の言葉)より引用。Kindle Unlimited会員の方は¥0で読めます(2020/6/26確認)。(Kindle Unlimited 無料体験

実例12(パターン4):Sleeping Murder (1976)(邦題『スリーピング・マーダー:ミス・マープル最後の事件 』、アガサ・クリスティー = 著)より

‘It will mean a good deal of unhappiness and they’ll wish they’d never meddled with the thing. Skeletons should be kept in their cupboards. Still, you know, I can quite see young Giles’s point of view. Dash it all, I couldn’t leave the thing alone myself. Even now, I’m curious…’
「それはたいへんな不幸をもたらすだろうし、彼らはその事件に手を出さなければよかったと思うだろう。秘密はそっとしておくべきものだ。とは言うものの、わたしにも若いジャイルズの考えがよくわかる。いまいましい話だが、わたし自身だって事件をほうってはおけないだろう。今でも、わたしは好奇心が……」

引用元:
(英語原著)Sleeping Murder (1976) by Agatha Christie; Chapter 5 – Murder in Retrospect
(日本語版)『スリーピング・マーダー:ミス・マープル最後の事件』(アガサ・クリスティー = 著、綾川梓 = 訳)、早川書房(1977);5(回想の中の殺人)より引用
(英語原著Audible版)Audible版-完全版一冊無料!Audible無料体験);サンプル再生時間5分

【単語ノート】
meddle with = 〜に干渉する、〜に首を突っ込む

Skeleton in the closetのまとめ

それでは、最後に以上の内容をまとめておきます。

skeleton in the closet

skeleton in the closetのイメージ画像1です。

  • 由来:研究のために墓泥棒から闇取引で購入した遺体の処分に困った医師が骸骨を押し入れにしまっていたことから(諸説あり)。
  • 意味:(一家や身内、一個人の)恥ずべき秘密
  • 英語による定義:a shameful secret
  • 出現頻度:AA[高頻度: 高い頻度で洋書に出てくる必須の英語表現]
  • 出現パターン
    パターン1:skeleton in the closet(主に米国)
    パターン2:skeleton in the cupboard(主に英国)
    パターン3:family skeletonなどfamilyとともに使用されるもの
    パターン4:さまざまな応用型
  • 例文
    I dropped out of high school, but I’ve never thought it was a skeleton in the closet.
    私は、高校を中退しましたが、それを恥ずべき秘密と思ったことは一度もありません。
    I don’t have any skeletons in my closet.
    私には隠し事は何もありません。
    I think it is true that every man has a skeleton or two in the cupboard.
    どんな男の人でも恥ずべき秘密を1つや2つ持っているというのは本当だと私は思います。
    He thinks his son is the family skeleton in the closet.
    彼は息子のことを一家の恥だと思っています。

今回は、以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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